トップでタメを作るとは

 

  逆捻転でエネルギーをタメる


Question

 

トップでタメを作るとはどういう事ですか?

 

Answer

 

タメとはエネルギーを貯める事で張りのパワー

と定義します。

筋肉は伸ばせば縮もうとしますので、その力を

使う事で飛距離を出します。

 

これは力ではなく、筋肉が伸びると張りが出来

る事で勝手に元に戻ろうとするエネルギーなの

で本人は力は入れていません。

したがって、いかにこの張りを作るかでどこま

でエネルギーが貯められるかが変わります。

 

この張りの度合いを動作によって変える事が出

来ますので、これを打法組み立て時のアレンジ

に使います。

 

たとえば、トップで一旦止めて、右サイドの力

を抜いて体を弓にすると左サイドに張りが少し

だけ出来ます。

 

そして、次はトップで一旦止めてからバンプ

肩入れをしながら下すと肩と腰の間の張りを強

くする事ができます。

トップからの始動では腰かけをするのと同時に

左の肩を右に深く入れる方法です。

 

また、トップに到着する前に下半身の始動を開

始して一番奥で引っ張り合いをするパワーシフ

トは最強です。

欧米選手はさらにテイクバックで腰を出来るだ

け止めテイクバックし、トップでぶつけてその

反動で打っていますのでタメを最大限に活かし

ている打法になっています。

 

この技法がまだ日本にはないので飛距離が出な

い原因の一つになっています。

 

左手首のコックをタメと言うケースが多いので

すが、全身にエネルギーはタメられますので、

その動作を習得しましょう。