力でなければ何で打つ?

弓とムチ効果

Question

 

力でなければ張りで打つんですか?

でも、張りの作り方がよく解りません。

体のどこに張りを作るのでしょうか?


Answer

 

張りとは筋肉が伸びた状態で、その張りあがバ

ネとなってパワーを出すのです。

 

例えば肩を止めたまま腰を開くと左脇や左腹に

張りができて、捻れた胴体はもとに戻ろうとし

ます。

この捻転された胴体の肩と下半身の捻転差の大

きさによって張りの強さが決まります。

 

しかし、腰が何度で肩が何度回っているという

問題ではなく、その人の可動域や筋肉の柔らか

さによって張りの強さが違います。

 

例えば張りを作る一番の技法はワインディング

と言って肩と腰の間に捻転差を作ります。

この捻転差は女性や子供は 90 度回転させる事

ができるのですが、おじ様達はせいぜい 45 度

程度だと思います。

 

ただ、どちらもこれ以上捻転できないと言う程

張りがマックスになります。

そして、その張りは外から見ても分からないの

で未だに日本では腰を止めてワインディングを

している選手があまりいません。

 

この張りはヘッドの先から足までそれぞれの部

位の間にすべて作る事ができます。

まずはシャフトのしなりがその張りで、膝と腰

の間、腰と肩の間、肩と腕、腕と手首など、そ

れぞれの部位にできる事でちょうど鞭(ムチ)

のようなしなりの効果となります。

 

実際の鞭の先端は音速を超えると言われている

ほどスピードが出るそうですので、手元から先

端までの張り、足からヘッドまでの張りによっ

てヘッドスピードはかなり上がります。

 

力で打つとはヘッドを球に当てに行く時に力を

使う事で、入れるほど力みになります。

トッププロのスイングはダウンスイングではな

く、テイクバックでそのパワーが貯められて、

それプラスダウンスイングのパワーが一緒にな

って飛距離が出るのです。

 

このワインディングの次はパワーシフトです。

トップでぶつけて引っ張り合いをするとさらに

張りが大きくなって、それだけでも 30 Y ほど

飛距離が伸びる事があります。

 

ゆったりと振っているように見えるのに本人は

かなりの力を使っていると言うのはこの事で、

トップでのタメが大きいほどゆったりと見えて

実はパワフルなスイングになるのです。

 

飛ばす打法は力ではなく、この弓の張りとムチ

効果によって打つと言う事です。