モダンスイング 21

欧米打法の伝承

30 Y 以下の寄せが難しい

ローチップで転がす

Question

 

30ヤード以下のアプローチが苦手なのでバウンスを使ったアプロ
ーチを練習していますが、なかなか上達しません。
良い練習方法、参考となるコツなどを教えて下さい。
尚、練習では主にロフト56度、バウンス角14度のウエッジを使っ
ています。


Answer

 

仰るように短い寄せは打ち込めないのでローピッチでドスンとや
ると飛び過ぎたりダフッタリします。

 

まず、クラブですがバウンスが 4 度くらいの物を使います。
14 度は砂用ですので下にもぐらないように作られたものです。

ロフトは何度でも同じですが、色々な種類の打ち方があり、用途
に応じて選択します。

 

まず、球が浮いている場合は球を左に置いてハイピッチです。

球が浮いていればしっかりとフェイスが球の下に入り、芯に届き
ますので、どんな打ち方をしても大丈夫かと思います。

また、わざと芯を外してトウ側で打つ方法もあります。

 

次に花道などで球が浮いていない場合です。
これは最優先は転がしで、9 番アイアンなどでローチップショッ

トで打ちます。

 

これは球を右足前に置いてロフトを立てますが、打ち込まずに飛

行機の着陸のようにランディングさせ、ソールはほとんど地面に

触らずとも芯に届きます。

写真のように球が浮いていれば 58 度で同じ事ができます。

 

また、バンカー越えなどで転がせない場合や、グリーンまで遠く
て上げて止めたい時にはクラブを真ん中に置いてクラブを寝かせ

ずに立てて、ソールをベッタリと地面に密着させてアドレスし、

その位置に戻してソール全体を滑らせて球を運びます。

 

これでも高さが足りない場合にはハンドダウンにしてフェイスを
開き、ヒール側のバウンスを球の下に押し込んでポップアップさ
せます。

これは花道が押し付けてちょっと沈むくらいの軟らかさがないと
弾かれてトップします。
冬場のガチガチのところは使えません。
その場合はあきらめてバンカーに入らない方向に打ってロング
パットです。

 

また、10 Y 以内の短い寄せはパティングチップやフロップショッ

トなどもありますが、まずはハイチップ、ハイピッチが恐らく出

番が最も多いかと思いますので、転がしとちょっと上げる打ち方

の 2 種類を覚えましょう。

 

 

トップの形が安定しない

アドレスで右に側傾、テイクバックでさらに側傾を深める

 

Question

 

トップを作った際にリバースしてしまい困っています。
トップで左足に体重が乗ってしまいます…

なんか形が悪いのですが、いつも同じ所に上がっていないか

も知れません。


Answer

 

テイクバックの方法や様々あって、究極的には同じトップの

位置に上がればどれでもあまり変わりませんが、打ちやすい

効率の良い形にする事が大切です。

 

今の上げ方でリバースになるのでしたら、違う方法で上げる
事も選択肢の一つです。

 

また、トップの形を記憶させる方法も多々ありますので、ま

ずは左肩の位置と腰の位置関係を覚えると良いでしょう。

 

リバースピヴォットは左の肩が右に行っていない事や腰も一

緒に右に行く事、そして逆の左に傾く事で起きますので、そ

の位置関係を体の形や重心位置で覚える事です。

 

まず、鏡の前でクラブを持たずに肩の回転を練習し、背骨が
動かないように肩を回します。

これはおでこを壁に着けてこの運動をするとリバースになり
易い事から、頭ではなく背骨を動かさない回転にします。

 

この際に腰がスエーしないように止めて、同時に右膝も止め

て左の肩を右膝の上まで回します。
鏡の自分を見ながらその時にリバースになっていない事を確

認し、その動作を毎日できるだけ行い、最低3週間はそれを

続け、次にクラブを持ってトップまで上げる練習です。

 

これも鏡を見ながら3週間行ってトップの形を体に覚えさせ、

それから練習場で撮影しながら素振りです。
鏡やスマホで確認しながらテイクバックだけのドリルを行い、

振っても素振りだけにします。

 

これも球を打たずに素振りを3週間やってから球打ちをする

とほぼ治っています。

これを近道だと思って途中で球打ちをすると元の形にすぐに

戻ってしまいますので要注意です。

 

この忍耐が必要なのがゴルフです。
楽して上達できるような上手い話はありません。
できるまでやるしかありませんのでまずは覚悟する事です。
ゴルフに近道はありません。

 

 

回転が苦手でスエーしてしまいます

腰引きとお尻の突き出しによってヨジる

Question

 

家の狭い範囲でもできる反復練習があれば教えてください。
自分は腰を回転させるのが下手で、スウェー(横移動)して
しまいます。

 

野球をやっていた癖もあると思います。
何か屋外でクラブをもってする以外に反復練習して腰の回転

をさせたいのですが、室内クラブ無しで出来る方法を教えい

ただければと思います。


Answer

 

プロ野球をされていた方が野球よりは体重移動がゴルフの方

が少ないと言っていました。
恐らく野球はかなり横移動が大きいのだと思います。

 

これをゴルフは小さくすると言っていましたが、ただ小さく

すると言ってもなかなかイメージが湧かないようです。

腰の動きを具体的に練習し、横移動だけではなく色々な動き
を入れて仕上げては如何でしょうか?

 

まず、横移動とはゴルフで言うヒップスライドです。
これは左の壁まででそれ以上は移動しません。

左の壁とは左脚の外側(土踏まず)から垂直に天井に向かっ
て引いた線です。

ここから腰が出てしまうとスエーとなりますが、そこまでは

まず最初のステップとして組み込みます。

 

実はそのスライドは腰の捻転戻し(ヨジリ)になりますので

左お尻の突き出しの動作となります。

切り替えしで始動するのがこのヨジリで、その時にはまだ引

き落とさず、直後に引き落としが入るのですがその動作と同

時に腰引きが入ります。

 

腰引きとは左の腰を後ろ打席方向に移動するのですが、同時
に体重も左足の踵に移動します。

また、フルスイングでは左膝を伸ばす動作、左足のつま先で
前の打席方向に蹴る動作、そして腰自体を左回転させる動作
も同時に入れるとタイガーやチャンプなどのような素早い動

きができます。

 

1 ヒップスライド(ヨジリ)
2 腰引き(腰の開き、左足の蹴り)
3 インパクト(右足の蹴り)

体重移動は出来ているので意識しない)

 

この順序でクラブを持たずに鏡の前でスエーしないように体を

回転する練習をしてみてください。

第七頸椎が動かずに腰が左に壁にぶつかるように体を整えます。

頭は右、腰は左で体は弓になりますので、その状態でインパク

トになります。

 

 

 

ハーフスイングの方がスコアが良い

飛ばすクラブはドライバーだけ

Question

 

ハーフスイングで充分と思い、数ヶ月ラウンドせず、練習場で
ひたすら左腕9時位のスイングを練習しました。

 

昨日久しぶりにラウンドでした。
スコアも良くなりましたが、ショットが凄く改善しました。

 

もしかしたらハーフショット位の振り幅が自分にとってのフル
スイングなのかと感じました。どう思われますか?
御意見を宜しくお願い致します


Answer

 

ゴルフ場ではやたらとマンブリする人がいるのですが、中級く
らいまではアイアンで飛ばそうと思っているようで、出せる最

大の距離を打っています。

 

ところがアイアンは飛ばすクラブではなく、思った場所に止め
る道具です。
唯一飛ばすクラブはドライバーで、それでもスリークオーター
ショット、フルショット、マックスと場面に応じて使い分けを

する引き出しが欲しいところです。

 

ドライバーはフルショットでも8割で、ちょっと狭い所やスタ

ートホールなどはスリークオーターショットで良いのです。

唯一パー 5 でツーオンできると思ったところではマックスに振

る事で、毎回これで振るのではありません。

 

また、アイアンはドライバーのスリークオーターショットくら

いの力で最大のコントロールショットになり、それ以下の引き

出しを作っておけば良いのです。

 

マキロイは 7 番アイアンの平均が 193 Y 程度ですので、 183Y

から 203 Y の距離を意図的にコントロールして打っており、そ

のまま同じ振り方をするとドライバーは 290 Y 程度で転がって
300 Y 程度となります。

 

ところが彼はドライバーはキャリーで 315 Y 飛ばしますので、
アイアンと同じ振り方をしていません。

このドライバーの打ち方で 7 番アイアンを打ったら恐らく 220
Y ほどの飛距離になるかと思います。

しかし、彼は制御してアイアンを打っており、出せるのに出さ

ずにコントロールしています。

 

飛ばさなくて良いクラブは飛ばすと曲がり易く、ミスの割合が

増えますので、直接スコアを落としてしまいます。

したがって、アイアンは一番ミスの少ない飛距離をそのクラブ
の飛距離として、決してマックスの距離を求めない事です。

 

特に8番以下のクラブはハーフショットで充分で、低い弾道で
スピン量も少なくても普通のグリーンは止まります。
競技ゴルフでは硬いグリーンで止まり難い事からフルショット

でダウンブローに打って止めますが、それでもドライバーで言

うスリークオーターショット程度です。

 

質問者さんはそれを体験されたのですから、そろそろプロと同

じように引き出しを増やしてスコアメイクできる内容に改善さ

れると良いでしょう。

 

 

 

テイクバックで左膝が内側に出る

膝が前にあまり出ないのは腰を止めているから

Question

 

テイクバックの際に左膝が右に寄ってしまうのですが、改善

方法ありますか?


Answer

 

左膝が右に寄るのはクラシック時代のスイングで、必ずしも
悪いスイングではありません。

この時代は左の踵を上げて内側に入れ、腰を大きく回す事で

飛距離を出していました。

最近ではチャンプなどがそれを取り入れて超速球を打ってい

ます。

 

ジャックニクラウスの時代には同じように踵を上げるのです

が左の膝は内側ではなく前打席方向に出すようになりました。
これで腰の回転を抑えて上半身と下半身との捻転差を大きく
して張りを強くしました。

 

この打法によって体の張りが強くなるためにミート率が上が

り、方向性も良くなる事で中期にはそれが主流でした。

そして、その後、左の踵を上げずにベタ足で膝を前にあまり
出さない打法に進化し、その頃のフレッドカプルスやデイビ

スラブなどを代表とする選手が腰を止めてテイクバックする

打法に進化させ、さらに張りを強くしました。

 

この流れでタイガーウッズが同じように腰を止めてワインデ

ィングをする打法を流行させ、世界のトップ選手達の主流と

なって現在に至っています。


日本は未だに腰を回す昔の打法で、踵を上げない事は見える

ので真似していますが腰は張りが少ないままです。

 

さて、このように打法は進化はしているのですが、ある面流

行でありまた、張りがあればどこまで回転するかは個人差で、

回転度ではなく、見えない捻じれパワーによって張りを作り

ますので、どこまで回転させるのが正解なのかはそれぞれの

打法や体の軟らかさによって違うと言う事です。

 

お年寄りは腰までしっかりと回さないと肩が回らないので止

める事なく張りがあるのですが、若い方や女性は腰を 45 度

ほど回すと緩々で張りがなく不安定になる可能性はあります。

 

どの時代の打法で打とうと再現性を高めればスコアは同じよ

うに良くなりますので、やる事がなくなってから取り組んで

も遅くはないかと思います。

 

 

 

芝生だとダフるのですが・・

ダフリトップは縦横バランス

Question


二打目でミスが多いです。
特に芝だと、大ダフリチョロやトップも未だにあります。
大ダフリを防ぐにはどうしたら良いでしょうか?

 

歴は6年程、平均スコア100前後、ベスト93です。
頻度は月に一回ゴルフ場に行くくらいです。
6年もやってお恥ずかしいですが、宜しくお願いします。


Answer


ダフリトップは縦横バランスが合っていない事が主な原因です。
しっかりとミートした時には縦の力と横の力が合っているために斜

めの軌道ができると言う事です。

 

したがって、動作が一定ではないと言う事です。

ご自身では気が付いていない細かい動作が一定ではない、打つ度に

違う事をしていると言う事なのです。

 

まず、動作は定着させる事ですが、適当に振って偶然当たっている
間は良いのですが、それを維持する事はほとんどできません。
まず最初の定着度は毎日正しい動作で 60 回を 21 日間続ける必要が

あります。

 

ほとんどの人はここまでやっていません。
まず最初の段階の定着度すらこなしておらず、なんともアバウトな

振り方で良いと思い込んでいます。

 

ラウンドは月一だと言う事ですが練習場はどのくらいでしょうか?
ほとんどのアベレージゴルファーは週一程度だといいますが、それ

はキープするのに最低必要な頻度で、最初の段階の定着度が無い人

がやっても不安定さを維持しているに過ぎません。

まずはゴルフに対して慎重に、また真剣に降り組む必要があります。

 

トップした時には縦が足りず、ダフった時には横が足りないと言う
原理に基ずき、縦の動作、横の動作を把握してご自身でバランスを

調整すればその場で治せるのです。

 

ところが、ほとんどのゴルファーは偶然に当たったのを記憶してそ

の感覚だけ覚えて維持しようとするので空回りするのです。

6 年経験して、もうそれでは成長はないと言う事に気づくはずです。


一時期でも集中して練習をしてまず打法の動作を定着させる事、そ

して、そこからは週一の月一ラウンドでも維持は出来るかと思いま

すので一度は定着させる必要があります。

 

現状ではスコアがまとまらないのは当然の事ですので、まずはスポ

ーツとしてゴルフに取り組み、もっと練習頻度を上げながら動作や

軌道を定着させる事に集中して下さい。

 

 

左手で引っ張って打つとは

左手と右手はそれぞれに役目が違う


Question

 

ダウンスイングで左手を引っ張る様にとゴルフレッスン動画

でやってましたが、いまいちイメージが掴めません。

左手を引っ張って打つとどのような効果がありますか?


Answer

 

どんな動画か分かりませんが、動画で習得するならメカニ

ムで解説している物が良いと思います。
イメージで教える方法は誤解が起き易いので、具体的にどこ
をどの方向にいつ動かすかという具体的な解説がされている

と分かり易いと思います。

 

左手で引っ張るとは恐らく引き落としでプレイン上を下方向

に引っ張る事ではないでしょうか?
左の肩で目標方向に引っ張るとヒールトップしますので、ま

ずは飛球線上後方を向いたまま下方向に引き落とし、それか

ら肩を回転すると言う振り方の解説だったのだと思います。

 

あるいは、人によって右手だけで振っている人がいますので、

その場合も左手を使えと言われると思います。

左手の親指にクラブを乗せて引き落とししていても、右手が

邪魔してダフるような方は左手で引っ張れと言われるかも知

れません。

 

解説者の思い込みや言葉足りずもありますが、動作を言語化

する事自体が難しいので、レッスンなどでは聞き直したり、

なぜその形や動作にするかを聞く事です。

 

左手はリヤカーを前から引っ張る人で、右手は後ろから押す

人でそれぞれに役割が違います。

面倒なので左手だけで打てと言う先生もいるのですが、本来

はそれぞれに使い方は違いますが両手で打ちます。

 

左手は方向を担当し、右手はパワーです。
軌道を外さないように左手で誘導し、右手は最後の押し込み

だけで目標方向に力を入れます。

 

これを右手で地面方向に力を入れるとダフリますので、使う

なとか左手で打てとか言われるかも知れません。

左手主導とか右手主導とかではなく、両手がそれぞれの動き

でそれぞれの仕事をするように練習してください。