
Question
どうしたらバックスピンでボールを戻す事が出来
るでしょうか?
プロの試合を見ているとボールが生き物のように
跳ねたり戻ったりするのを見て、カッコいいので
真似したいのですが、戻るほどスピンが掛かりま
せん。
特別なクラブがあるのでしょうか?
Answer
確かにトッププロ達は毎試合新しいウエッジに交
換する選手もいるそうですので、スピンが掛かり
易いのは確かです。
しかし、教科書は「落ちた所に止める」事を理想
として、むしろスピンバックさせない技法を引き
出しとして習得しています。
タイガーウッズは 150 Y 以内は全て落ちた位置に
止めたいと言い、その理由は「どれだけスピン
バックするか計算できない」からだそうです。
グリーンは和らないほど止まり、スピンバックし
易く、またグリーンが受けていて手前に傾斜して
いるほど戻ります。
グリーンの硬さはプロの試合でもコンパクション
はまちまちで、雨が降れば遅くなり乾燥するとど
んどん硬くなります。
グリーンのスピードも 9 - 13 と試合ごと、あるい
はその日によってもスピードが変わり、あまり乾
き過ぎると水を撒く事もあり、スピードが決まっ
ていませんので、最初の 3 ホールはグリーンの
硬さやスピードを把握するホールです。
あるトッププロが二打目の 9 番アイアンでスピ
ンバックさせてカップインするのが得意で、何度
もその場面を見た事があります。
彼はピンが右手前の時にはグリーンの中央にフェ
イドで落として右手前にスピンバックさせてピン
に近づけます。
そして左手前の場合にはやはり中央にドローで落
としてスピンバックで左手前に戻してピンに近づ
け、右奥の場合はフェイドで中央に落として転が
してピンに近づけたりするのです。
コースに慣れ、スピン量などを完璧に把握すれば
このような計算も出来るのですが、たまたま自分
の引き出しに合った条件でないとなかなか毎回と
はいきません。
バックスピンはまず真芯に当たる事、そして球の
底を擦る事です。
したがって、球を左に置いて掬い打ちをするとス
ピン量が上がってかなり戻ります。
グリーンがあまりにも硬い場合にはこのようにハ
ンドレイトで高く上げてバックスピン量を上げな
いと止まらないグリーン設定があり、トッププロ
達は色々な引き出しを駆使してベタピン率を上げ
ています。
欧米のトップ男子は柔らかいグリーンになるとウ
エッジは全てスピンバックしてしまう事で、1 本
2 本長いクラブでヘッドスピードを落としてスピ
ン量を減らして打ちます。
また、パンチショットなどのスピン量を落とした
打ち方や L 字ピッチなどでスピン量を上げない打
ち方でショートアプローチして、出来るだけ戻さ
ないようにその場で止める練習をしています。
スピンバックでカッコいいと思っているのはアマ
チュアだけで、トッププロ達はいかに戻さずにベ
タピン率を上げるかを追究しています。
アマチュアは戻しても芯に当てた証拠にしかなり
ませんので、全て芯に当たるようになった先の技
法も考えれば戻しても意味がありません。
まずは真芯に毎回当てられるだけの精度と再現性
を高め、同時に真っすぐに出るストレート球が打
てるようにする事が最も大切な技術だと言う事を
認識しましょう。





