ハンドレイトで何が悪い?

 

Question

 

レッスンでハンドファーストで打つように言わ

れるのですが、どうしてもハンドレイトになっ

てしまいます。

 

ハンドレイトだと何が悪いのでしょうか?

 

Answer

 

何一つ悪くありません。

打球は高く上がってスピン量が増えますので競

技などでグリーンが硬い場合でも止まり易くな

ります。

 

ハンドファーストで打つ場合とハンドレイトで

打つ場合がありますので、どちらも駒揃えの意

味で大切です。

 

通常、打球の高さはボールの置き場所や構え、

クラブを返す位置で調整します。

基準の位置から右に置けば弾道は勝手に低くな

って数ヤード飛距離が伸びますので、番手が短

いかなと思う時などはボールを 1 - 2 cm ほど

右に置くだけで数ヤード 飛距離が伸びます。

 

また、58 度で 80 Y 打つスイングでは球を左に

置いただけで勝手に 75 Y になったりします。

 

この規則性のあるシステム打法で縦距離調整が

簡単にできるのですが、あくまでもこれは机上

の話であって、これを実際に出すには訓練が必

要です。

 

体重移動の幅が一定でない方や手打ちの方など

は毎回力加減が変わってしまい、飛距離が元々

安定していません。

フルショットで同じ番手で全く同じ場所に落と

せない方はこの力加減を一定にする訓練が必要

なのです。

 

この力を一定にするには地道な訓練はチマチマ

として退屈な作業になりますので、忍耐力のな

い方はほとんどやりません。

 

60 Y のアプローチで 10 Y も誤差が出る方は毎

回力量が変わってしまい、なかなか安定してい

ないのでそこで一打損する事になって最大 18

打余計に打つ事になるのです。

 

この数センチの球位置を甘くみている方は 18

打損しても平気だと言う事で、これにいつ気づ

くかです。

 

ハンドファースト度の駒作りはハンドファース

トとハンドレイトの 2 種類だけにしておき、

あとは球の位置を替えて縦距離を出すと簡素化

出来ます。

 

ハンドファーストの必要性はスティンガーやパ

ンチショットの必要性を感じるようになってか

らでも遅くはありません。

 

打ち出し角を見て、良くレッスンプロが高すぎ

るとかでハンドファーストで打てと言うのです

が打てなくてもイーブンで回れます。

 

それより先に習得しなければならない事が沢山

あるはずで、距離が必要なら長い番手を持てば

良いだけです。

また、フォームの習得段階で勝手にハンドファ

ーストになりますので、むしろ後からハンドレ

イトで打つ練習をする人もいるほどです。

 

レベルに応じて必要性を感じた事から着手する

と良いでしょう。