トップでの手の位置が前過ぎるアウトイン
Question
長年フェードで打っていたのですが、狭いホー
ルで両側が林でどこに打ってもぶつかる事で、
ストレート球に改造しようと思っています。
手の軌道もヘッドの移動もアウトインなのです
が、もともとトップでの手の位置が前過ぎてど
う振っても上から打つ事になって左に引っ張っ
てしまいます。
この位置をまず後ろに治したいのですが長年の
癖でいくら意識してもそこに手が行きません。
矯正法を教えて下さい。
Answer
トップの位置を修正するのは大変ですが、毎日
の素振りやイメトレで治ります。
長年の癖はなかなか修正が出来ず、それまで振
った数を上回る数だけ振らないと上書き出来ま
せん。
改造するならまずはアドレスから着手です。
超初心者に戻って新しい欧米打法のセットアッ
プが良いでしょう。
と言うのはトップのヘッドの位置が変わると球
の位置や前傾角なども変わりますので、全てを
同時に調整しないと当たらなくなるからです。
1 計測法を使って前傾角と球の位置を決める
これも正しく正確に測らないとズレます。
2 ポジションごとの形を覚える
まずはこのポジション 1( P 1 )がアドレスで
P 2 では飛球線上後方から見た時に手とヘッド
が重なる位置に上げます。
下の写真のアップライトでもフラットでもない
中間の重なる位置を通る軌道で上げます。
https://www.instagram.com/reel/C41CLG2uz3P/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
P 3 ではヘッド、手、左肩が一直線になる形に
して三軌道を一面化すると超高速スイングに最
も適した形になるだけではなく、ズレた時にす
ぐに判る形となります。
3 超ゆっくり点と点を結んで軌道をなぞる
この 3 ヶ所の位置や形を鏡を見ながら反
復を繰り返してそれぞれの場所をなぞりな
がら覚える
4 スローモーションでテイクバックする
P 2 を通過して P 1 から P 3 まで直接ゆ
っくりと上げて P 2 で手とヘッドが重な
る事を確認する
5 ダウンスイングの軌道をなぞって覚える
P 5 以降はなぞりで球の位置にヘッドが落
ちるようになぞって軌道を覚える
6 ヘッドが球の位置に来るまで練習
トップからは球の位置まで降ろす角度を覚
えて定着させる
7 全てを繋げてスローで素振りをする
P 1 から P 10 までを続けてスローでなぞ
りながら軌道から外れないように毎日鏡を
見ながら反復
8 同じ所にヘッドが落ちたら球打ちする
何度振っても同じ所にヘッドが落ちるよう
になったら球を置いて打つ
9 徐々に速度を上げて普通に打つ
上の写真はアイアンのコントロールショッ
トなので、フルショットの半分の力でゆっ
たりと振る
シニアプロでも半年で理想の位置に上げられる
ようになり、それからは前にどこに上げていた
か覚えていないほど定着したといいます。
なお、最初は球の位置が遠いと感じ、前傾があ
まりにもアップライトだった方は違和感だらけ
ですので、球打ち、ラウンド禁止です。
軌道を改造するのは難易度が高く一人ではなか
なか難しい事です。
上記のプロセスを飛ばしていきなり球を打ちな
がら修正しようとするとまず空振りし、まとも
に当たらなくなりますのでほとんどの人は辞め
てしまいます。
*注意
新しいセットアップや軌道が身に付くまではま
ともに当たらなくなりますので、その覚悟がな
い方は着手しないで下さい。
覚悟がある方は自己責任で行って下さい。