持ち球は 9 種類

自在に曲げ球を使うのが本物のゴルフ

 

Question

 

そろそろ持ち球を決めろと先輩に言われたので

すが、欧米選手は色々な球を打っています。

どれか一つにしないとダメなのでしょうか?

 

Answer

 

その先輩は恐らく持ち球説を信じて小さくまと

めるゴルファーかと思います。

学生時代に一時的に学生生活を楽しもうという

のでしたらその方がスコアは早く良くなる可能

性は確かにあります。

 

ところが、ゴルフは学生時代だけではなく生涯

を通じてのライフワークになる事もありますの

で、生涯続けたいと言う方はもっと上を目指し

た方が結果的に早く上手くなります。

 

すぐにスコアアップして誰よりも早く上達した

いと思うと、どうしても器の小さなゴルファー

になって行き、途中で限界が出て来てそれを乗

り越えるにはまた最初からやり直しになる事が

多々あります。

 

欧米に行って飛距離のなさを痛感し、スイング

をいじって崩してゴルフ自体を辞めてしまった

人が何人もいます。

 

最初から飛距離が出る打法で固めてからプロに

なれば良かったのですが、先を急いでしまった

ために滑落するのです。

 

日本は欧米に比べて歴史が浅くレベルが低いの

は、飛距離を出す技法や番手間の縦距離を出す

技法、また曲げ球などの引き出しを習得する教

科書がないからです。

 

質問者さんは欧米ゴルフをご覧になっておられ

るようですので、その違いを感じておられるの

だと思います。

最近は素人でも見て解る部分が露見され、レベ

ルの低い指導では満足できずに炎上するような

事が起き始めて指導を辞めてしまった人もいる

くらいです。

 

どうしても持ち球説を唱えるのでしたら、持ち

球は 9 種類だと考えて、それは将棋で言う駒と

して揃えるのが本来のゴルフなのですが、経験

と感覚だけで独学で上手くなった人達にはとて

も模索して探し当てる事が出来ない高度な技術

が多過ぎて、どうやって欧米に追い付けるか悩

んでいるようです。

 

早くトップレベルに上達されたいのでしたら、

世界レベルの高等技術を習得する事です。