コンパクトが目的ではなく腰を止めた結果
Question
私は超オーバースイングです。
しかし、コンパクトに振るときよりもミート率
がいいです。
ただ超オーバースイングになるとダフりやすい
です。
石川遼選手や渋野選手のようにやっぱりコンパ
クトに振った方がいいですかね
Answer
本来スイングプレインは一面で、深さに関わら
ず当たらなければなりません。
オーバーしても同じプレイン上で深くなってい
るのなら当たるはずですが、当たらないのは軌
道が途中からプレインから外れているのです。
オーバースイングはそれ自体は悪くはないので
すが軌道から外れる事がＮＧです。
基本動作としてまずは同じ平面上を行き来する
基礎練習が必要で、ドライバーでトップを浅く
してコンパクトにした場合は、それに伴ってア
イアンも全て浅くしなければ同じスイング同じ
タイミングで打って全部が真っ直ぐに飛ばなく
なります。
石川選手や渋野選手がトップを浅くしたとの事
でコンパクトが良いと言う風潮になっているの
ですが、彼らはコンパクトが目的ではなく、腰
を止めてテイクバックすると言う欧米打法に気
が付いてワンディング（巻き上げ）しているの
でよりミート率が上がり方向も良くなる事での
改造なのです。
これは張りが強くなる事で緩みがなくなって、
より安定する事で 30 年前辺りから欧米打法の
主流になっている技法の一つです。
オーバースイングはこの腰を止めただけで恐ら
く治るかも知れませんが、今までの癖で肩が回
らずに右肘を曲げてトップを深くしようとする
と思いますので、まず両肘を曲げずに 9 時ま
で上げる癖をつけてください。
体の軟らかい人でしたら腰が全く回っていなく
ても肩が 90 度回る人もいますので、その場合
はトップは浅くならずにコンパクトではなくな
ります。
ワインディング技法を組み込んで、結果として
コンパクトになるのでしたらそれはそれで仕方
がありません。
目的は張りを強くする事ですので各自それぞれ
の体の硬さによってトップの位置は違って良い
と思います。
