ワンポイントレッスン

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ヒップスライドが止まると引っ掛ける

Question

左に引っ掛ける癖があるので、大きめのゴルフ練習場へ行

って、ワンポイントレッスン 10 分無料というのがありま

したので、受講しました。

 

腰が止まって、手が返って引っ掛けてる可能性が高い、も

っとフィニッシュまで腰を止めないで腰で振り抜け!
ということでレッスン終了しました。

 

その後、一人で練習してましたが、腰を止めない意識で練

習してもたまに引っ掛けが出てしまいます。

一般的に腰をフィニッシュまで回すというのは正しいレッ

スンなのでしょうか?


Answer

引っ掛けにも色々とありますが、そのレッスンでは腰が止

まっている事で引っ掛けると診断されたのだと思います。

 

基本は確かに腰を最後まで回して、腰でクラブを引っ張っ

て来るスイングがパワーが出るのですが、ひっけかを治す

だけのワンポイントならヒップスライドです。

 

腰の動きはもともとスライド、腰引き、開きと色々な動き
が入っています。
これらを正しく習得すれば良いのですが、10分程度のレ

ッスンではとても無理な話です。

 

そもそもワンポイントレッスンとは本来、プロがコーチか

ら一言助言をしてもらって、捉まりが良くなるとか、方向

が良くなるなど、かなりのレベルの人達がやる事です。

 

初心者は 100 ポイントを教えてもらわないと基本動作すら
完成しないのですから、最初はまずはどう動くのかを時間

を掛けて教えてもらう事で、一言でプロに成れるような簡

単な物ではありません。

 

ダウンスイングにおける腰の動作はスイングの中では難易

度が高く、飛距離も方向も腰が関与しています。

脚は縦の上下運動、それを肩の回転運動に変換するのが腰

の役目で、エンジンのピストン運動がタイやの回転になる

のと同じです。

 

そもそも引っ掛けには色々な種類があり、それぞれに色々

な原因がありますので、まずはその診断が正しいかどうか

も分かりません。


同じ真っ直ぐに出て左に巻く球は真芯に当たっているのか
ヒールに当たっているのか分かり難く、同じような球筋で

も現象や原因が全く違う場合もあり、修正法も違います。

 

また、本人は腰を止めずに打っている積りでも、回転だけ

でスライドがないかも知れず、レッスン後のフォローがな

ければ言われた通りにできているかどうか分かりません。

 

無料レッスンはそれをきっかけにちゃんと基礎から習得し

ましょうというキャンペーンですから修正が完了するまで

の責任は取りません。

 

腰の本来の正しい動作だけでも週2で通っても何か月も掛

るほどの訓練が必要な事もあり、それを定着させて条件反

射的に定着させるまで何度も忘れ、何度でもズレて、何度

も勘違いが入って何度でもできていると勘違するのです。

 

新しい動きはそれだけ丁寧に且つ慎重に完璧に定着するま

でフォローが必要で、確認してもらわないと難しいと思い

ます。