アイアンは被せて打つ?

ロフトを立てる    普通    寝かせる
 

Question

 

ゴルフ歴 5 年、自己流で楽しんでいるアベレー

ジゴルファーです。


質問です。

アイアンはフェースをボールに被せるようなイメ

ージで打つ。と聞いたのですが、その打ち方で

SWまで打つのでしょうか?

 

そのイメージではクラブにロフトがついている意

味がないような気がするのですが?

ちょっと疑問に思いながら練習しています。

 

インパクトの一瞬なんか、何も考えずにスイング

しているのでしょうか?

でも強いていえばで良いのですがインパクトのイ

メージについて教えてください。

 

Answer

 

まず、被せると言う表現を統一します。

フェイスを左に向けるのかロフトを立てるのかは

どちらも被せると言う人がいるので、今回はロフ

トを立てる事と定義します。

 

仰る通り、ロフトがあるのにさらに立てる意味が

あるかは確かに疑問ですが、プロ選手達は球質を

替えるためにロフトを立てたり寝かせたりする引

き出しを持っています。

 

これはハンドファースト度によって高さとスピン

量を替える事が出来、グリーンの硬い時や数メー

トルの砲台グリーンには高く上げてバックスピン

で止めたり、逆に受けグリーンで柔らかい時はス

ピンバックしないようにスピン量を減らした安全

な打ち方でベタピン率を上げます。

 

また、アゲンストでのアイアンはスピン量を減ら

して低く打つ事が定石で、その場合もハンドファ

ーストやパンチショットで風に強い打球にする事

もあります。

 

ロフト角はシャフトを垂直にした時のフェィスの

角度ですので、通常の打法では普通に構えただけ

でもそのロフト通りには打っていません。

 

クラブを返す位置を替えたり、球を置く位置によ

ってロフト角は変わります。

要は思った距離を打つ事で、どの番手をどう打と

うと決まった距離が打てれば良いのです。

 

アベレージゴルファーの方々はこれらの引き出し

を作るだけの練習量が足りませんので諦めて、自

由に楽しんでいただきたいと思います。

競技に出るような方でしたら球の位置を移動させ

て打球の高さを替えるくらいは出来るとよりスコ

アが良くなるかと思います。

 

重要なのは再現性ですので、少ない引き出しで同

じ事を続けて再現性を高める事でもある程度はス

コアは良くなりますので、練習時間が取れないア

マチュアの方々は打ち方を出来るだけ変えない事

が大切です。

 

インパクトのイメージとしては打ち下ろしの感覚

で、球の左(目標側)のターフを取る事で、打ち

込んで球を潰す事です。

ウェッジなどはある程度打ち込まないと芯まで届

かない事があるからです。

 

ロングアイアンは水平打ち、ドライバーはアッパ

ーのイメージで打つと言うイメージで打っても良

いかと思います。

 

まずはクラブを返す手の位置を決めてそこ以外で

は打たないようにする事で、スタンス幅やトップ

の深さ、球の位置をその番手ごとに一定にする事

でより安定した打球が期待できると思います。