目標に応じてレッスン内容は違う
Question
やっと安定して飛ばせるようになったのですが
レッスンプロの指導で上達した試しないです。
捻転だの、シャットにテイクバックだの、体重
移動の仕方だの、トップで出前持ちだの、ハン
ドファーストだのその他色々あるけど、それら
こそ変に意識させるべきではない情報。
私が考える初級者 ( 80 台位迄 )に大事な指導は
単に、ゴルフクラブにおける「ふりこ運動の動
き方動かし方・原理」を理解することが 80 %
かと思いますが如何でしょうか？
Answer
振り子運動だけのスイングは簡単で飛ばない打
法で、これはコントロールショットとして後に
引き出しとして必要になるのですが、初心者は
とにかく飛ばしたがって素振りも練習もろくに
せずにマンブリする人がほとんどです。
したがって、飛距離の出る打法を教えようとす
ると動作が多くなり、振り子だけではその距離
は出ないのでプロ達はもっと難易度の高い打法
を教えようとしています。
ただ、仰る通り初心者には必要のない情報が確
かに多過ぎるのは事実です。
ネット社会は情報過多で余計な情報が多く、中
にはダメになる物も多々あります。
これで課題が過多となって混乱するのです。
小学生に大学受験に必要な情報を教えてもほと
んど理解できません。
まずは中学受験に必要な内容にするべきです。
ところが、ゴルフは最初の一週間で一生の癖が
出来ると言われており、最初にどう振るかでそ
の人の将来が決まってしまうと言われるくらい
重要なのです。
質問者さんは恐らく 80 台で廻れるのだと思い
ますが、さて、そこから果たして片手シングル
に成れるかどうかです。
ゴルフはどんな打法でどんな打ち方をしていて
も 3 年同じ事をしていれば 70 台で廻る事は十
分に可能です。
絶好調で幸運な日ならイーブンが出てもおかし
くありません。
ただ、平均をイーブンにするには 60 台が出せ
るだけの技術や引き出しが必要で、振り子だけ
の基本動作では飛距離が足りなかったり、バー
ディーを取るための技能が足りなかったりで不
十分です。
質問者さんはこれから大きな壁を迎え、片手シ
ングル以上を目指した時に今まで固まってきた
スイングの再現性を全て捨てて大改造が必要に
なるかもしれませんし、飛ばせる打法を一から
習得し直す必要があるかも知れません。
その時はまた初心者に戻ります。
また、これ以上上手くは成れないと実感するま
で改造には踏み切れず、何年も悩み低迷する事
も十分にあるのです。
ネットや雑誌の情報はこのような中級クラスの
人達が我流でやっと探し当てたノウハウですの
で、そのクラスのレッスンプロが教える情報も
また確かでない事も事実です。
五合目までしか行っていない人から頂上の話は
聞けませんので、やはり長年の歴史で培われて
来た頂上を極めたスーパースター達が確立した
教科書を信じるべきだと思います。
小さくまとめると何度も改造が必要で、また振
り出しに戻ってダフリトップから始まります。
それだったら最初から最高峰の打法を習ってお
けば時短になるのですがその動作は難しく、な
かなか定着しないので自分勝手に振って帳尻だ
け合わせれば 80 台では廻れる事から我流が始
まります。
質問者さんは最近やっとそのプロ達が教えよう
としていた打法を習うレベルまで上達したと言
う事ではないでしょうか？
もっと上を目指すなら振り子打法だけでは不十
分ですので飛距離が出せる高度な打法や引き出
しの駒を揃える時期に来ていると思います。
これはご本人の目標によって選択すれば良い事
かと思います。
