Question
高橋塾のサイトで自分なりの打法を組み立てる
アレンジが必要だとあるのですが、その必要性
や方法を教えてください。
Answer
体はそれぞれの部位で力を出します。
基本動作は肩の回転だけで打つ打法、すなわち
チップショットがそれです。
この打ち方はコックもせず、肘も曲げず、構え
とインパクトが同じ形で、そこに戻すだけとい
う一番シンプルな打ち方です。
これでも番手によっては 100 Y 出せますので、
一番飛ばないショートコントロールショットと
してまず引き出しになります。
そして、これに手首のコックを使うと 15 Y ほ
ど飛距離が伸びで 115 Y まで同じ力と速度で打
つ事ができます。
このように、動力となる体の各部位の動作を足
して行く事で同じ番手でも飛距離を変える事が
できるのです。
タイガーウッズはウェッジで 60 Y から 90 Y ま
でを打ち分けます。
打法は 4 種類でもその間を高さと曲げ球で埋め
て縦距離を正確に出します。
基本はこの 4 つの打ち方で、ドライバーなど
はまた別に全身の部位を使って打つ打法があり
フルショットでもスリークオーター、フル、そ
してマックスの 3 種類を打ち分けます。
58 度で 90 Y 出す打法で 7 番だと 190 Y は出ま
すので、それ以上は 4 種類の打法の内の上 2 つ
に更に飛ぶ打法を足してウッドやドライバーの
ショットにします。
この打法は筋力や体型によって個人差があるた
めに、ご自身でどの部位を入れるとどの打法に
なるか、色々な打法のこの中でアマチュアでも
最低 3 種類は欲しいので、ご自身が自由に選択
できるようにアレンジが必要です。
それには、まずそれぞれの部位の色々な動かし
方を覚え、どの動きを組み込むかで打法を組み
立てて仕上げます。
マキロイもドライバーのフルショットで 7 番
アイアンを打った場合は 220 Y ほど飛んでしま
うところを打法を替えて 192 Y としています。
アイアンとドライバーでは同じフルショットで
も打法が違うと言う事です。
見ただけでそれが分る人はあまりいないのです
が、それは力の入れ具合で飛距離を変えている
のではなく、打法によって使用する部位の数を
変えている事で縦距離が安定するのです。
普通の人はスピードを変えたり、力具合を変え
て番手間を出すのですが、力加減は安定せずに
ミスがなくなりません。
パターは力とスピードを一定にして振り幅で縦
距離を決めますが、それと同じで普通のショッ
トは力やスピードを変えずに使う部位の数で大
まかに縦距離を変え、打球の高さを上げたり下
げたり、またフェイドにしたりドローにして飛
距離の調節をするのが教科書です。
まずは自分なりのショットの引き出しを増やす
ために飛距離に応じた打法を自分用に組み立て
て、それを定着させます。
これが打法のアレンジです。