Question
腰は回すのではなく、腰は腕につられて勝手に
回る。
このスイング理論は問題ないですか?
Answer
では、何で腰が先回りして肩が後から回って来
るのでしょうか?
腕につられて腰が回っているのではなく、腰が
腕を回しているのです。
手打ちだと腰は腕につられて動くでしょう。
ただ、手だけで打てば飛びませんが、一応ゲーム
にはなります。
また、動画を見てもなかなか分かりにくいので
プロでも同じに腰は使っていないと思っている
方もおられるかも知れません。
スイングで腰は大変重要なパワーの源です。
縦の力は腕で引き落としがありますが、横の力
は腰で作ります。
この縦と横の力の合体で斜めのスイングプレイ
ンが出来ますので、手だけでその両方を作るに
は合理的ではなく効率が悪いのです。
体の筋肉の 7 割は下半身ですので、腹筋などを
含めると腕と言うのは 1 - 2 割程度です。
しかも、手で横の動きを作る筋肉はほとんどあ
りません。
したがって、手打ちの方でも肩で引っ張って横
を作っているのですが、肩の回転は腰の回転に
よる張りで回す事でパワーが出ますので、脚や
腰を使ってスイングする技法を習得する必要が
あります。
また、その腰を回すには両脚を使って回します
ので、レッグアクションを含んだボディーター
ンの習得が必要です。
腕は体の前に常にあり、体と一体化して一緒に
回るのが基本です。
ムチ効果で多少のしなりはあるのですが、動力
は下から徐々伝わって手に届くのです。
ただ、チップショットのようなグリーン周りの
寄せなどはパターと同じように上半身だけでス
イングしますのでこれはまた別問題です。
通常のショットは手で体を動かすのではなく、
膝、腰、肩、腕、手と下から動力を加えてムチ
の先端としてヘッドのスピードを上げます。
手打ちから卒業して体の使い方を習得し、無理
のないスイングをしましょう。