Question
フェアウェイウッドでボールが上がらなく、上手く打てなく
なりました。 シャフトは S です。
年齢と共にスイングスピードも遅くなったので S R か R にリ
シャフトすればボールは上がりやすくなりますか?
ちなみにドライバーのシャフトは S R で上手く打ててます。
ご意見お願いします。
Answer
シャフトのフレックスはメーカーや機種や時代によって硬さ
が全く違います。
ウッドは当たりが薄いと上がらないのですが、真芯に当たっ
ているのでしょうか?
フジクラなどの S シャフトは他社の X くらいかもっと硬いか
も知れません。
どのシャフトが良いかだけでは何とも言えませんので、セッ
トとして揃える時の基準をお話します。
シャフトのフレックスは振動数によって流れを作ります。
これはヘッドの重さや長さによってシャフトの曲がり具合が
変わるからで、実際に使うヘッドを挿して1分間に何回揺れ
るかを測る器具がありますので、フレックスなどで揃えると
おかしなことになってしまいます。
ドライバーはプロなどは振動数は 300 近くで 短いクラブに
なるほど振動数が増えて行きます。
したがって、同じフレックスのシャフトでも長さやヘッドの
重さで振動数が変わり、同じスイングで同じ打感で打つには
この法則に従って調整する必要があります。
ところが、アイアンはセットで買うとそれが揃っているので
すが、UTセット、ウッドセット、ドライバー、最近ではウェ
ッジセットと企画や長さがバラバラで、ライ角も違っていれ
ば総重量も違っており、このシャフトの硬さもバラバラにな
っています。
アマチュアでも上級者になるとその違いがスコアに出て来る
ためフィティングと言ってライ角、総重量、長さ、ウエイト
バランス、そして振動数などを法則にしたがって全てのクラ
ブをセットとして揃えてもらいます。
新品のクラブは完成品ですが未調整ですので、初級、中級の
段階では必要ありませんが、UTだけ左に引っ掛けるとか、
アイアンの番手間が 30 Y もあるなどと、異常な事を発見した
ら一度工房に持ち込んで調整してもらう必要があります。
球が上がらないのは珍しくないのですが、上げたいならロフ
トの寝ている物にすれば上がるし、球を左に置いてダウンブ
ローで打つ練習も必要かも知れません。
一本だけ違うフレックスのシャフトを入れるとかの発想は販
売側の売り逃げ商法ですのでスクエアフェイスをハンドアッ
プで打つなどの打ち方を習得してみては如何でしょうか?