ゴルフって結局パターでしょ?

最終的にはベタピン率

Question

 

ゴルフって結局は五六メートルのバーディーパットをどれ

くらいの高確率で決められるかってことじゃないですか?


Answer

 

良くそういう意見を耳にします。

プロでも、パターばかり練習している人もいれば、ロング

パットが決まると得意げな顔をする人もいます。

 

そして、パット数を減らす事ばかり考えているアマチュア

が多く、少ないほど上手いと思っている人もいます。

 

ドライバーがほとんど FW に乗り、そこそこパーオン率が
上がって来ると、あとはパターがどれだけ入るかでスコア
が左右されます。

 

そうなるとワンパットかツーパットかで 18 打も違ってし

まう事からパットイズマネーとかが一時期流行りました。

 

しかし、良く考えてみてください。

パターの入る確率を見ると短いほどその確率が高く、特に

2 m を過ぎると格段に落ちてしまいます。

 

要はワンパット圏内とツーパット圏内の二つしかないと言

う事で、4 m も 10 m もプロにとっては同じ 2 パットにな

る事がほとんどです。

 

したがって、ワンパット圏内に止めるアプローチが最もス

コアに影響をすると言う事になります。

 

ショートアイアンとウエッジはワンパットに落とすのでは

なく止める技術です。

と言う事は硬いグリーンではスピンを増やして落ちた場所

に止める打ち方をし、軟らかいグリーンではスピンバック

を防ぐためにスピン量を制御して打つ打法を引き出しに持

っていなければなりません。

 

また、左上から右下の傾斜のグリーンでは右から回して傾

斜にぶつけて止めたり、落ちてからピンに向かって転がる

と言う曲げ球が必要になります。

 

ピン位置によって右奥、左奥、右手前、左手前と4ヶ所を
想定し、全ての打球を中央に落として4ヶ所のピンに近づ

けるなどの技能もトッププロ達は持っています。

 

ドローでスピンバック、フェイドでスピンバック、ドロー

で転がしフェイドで転がせばこれら 4 ヶ所に止める事が可

能です。

グリーンの形状や硬さ、距離などによって色々な引き出し

が必要になりますので、ベンホーガンのようにショートア

イアンの練習を始めてからスコアが良くなったと言うお話

が残されています。

 

120 Y 以内はワンパット圏内につける練習は最後の課題と

され、スーパースター達は 1 Y 刻みで縦距離を打ち分ける

事が可能です。


これが単なるプロとスター選手との違いですので、いくら

パターが良くても、毎回 6 m 10 m のパットではバーディ

ーがいくつ取れるかと言う話です。

 

60 台を毎回だそうとしたら、 150 Y 以内はホールインワ

ンの練習をしろと言われます。

入らなくとも結果としてベタピン率が上がりますので結局

パター数も減り、バーディー数が増えると言う事です。