Question
クラブを振る時は「しなり」を感じて打つ感覚と
言われたのですが、未だにドライバー以外はしな
りを感じません!
アイアンについてはただの硬い棒です。
極端に言うと、布団たたきのプラスチックの棒の
ように明らかなしなりを操れません。
どうやったら感じられるのでしょうか?
Answer
ドライバーでシャフトがしなるのは柔らか過ぎか
と思います。
実際にはしなっても 1 cm 程度で、良く写真にあ
るグニャリと曲がった画はカメラの書き込み速度
が遅いためで実際にそこまで曲がりません。
実際にそれほどしなったら、トウダウンも酷いの
で、恐らく 20 cm ほど上に構えて振らないと当た
らないと思います。
実際に女性用の L シャフトで HS 40m/s 程度で振
ると、5cm ほどトウダウンしてダルマ落としにな
ります。
シャフトがそこまでしなって飛距離が出ると言う
のは現実的ではなく、シャフトが柔らかいとイン
パクトの重量が上がらずに球を潰せません。
プロはほとんどの人がとんでもなく硬いシャフト
を使っていますので、シャフトがしなっているの
ではなく、足腰体全てをしならせているのです。
足、膝、腰、肩、手、ヘッドと下から動くとヘッ
ドが一番最期に動いてきます。
これはムチのようなしなり効果になるので、その
時間差を感じながら振る事ができます。
ムチの先端は音速を超えるとも言われていますの
で、この体のムチ効果で HS を上げるのです。
シャフトがしなると方向が悪くなり、軌道がズレ
て芯を外しますので、できるだけ硬い物の方がタ
イミングも合わせ易いし軌道もズレ難いのでミス
が少ないのです。
体の各部位の間に張りを作り、その張りが戻る力
と追い打ちの力がダブルになって加速しますので
ぜひ時間差を作るフォームやタイミングを習得し
ていただきたいと思います。