自重トレーニングについて

見せるための筋肉は要らない


Question

 

自重トレーニングでは負荷が弱いため、回数をこなすことで筋肉
を鍛えるかと思いますが、自重トレーニングでついた筋力はゴル
フのような瞬発力を要するスポーツにも生きるのでしょうか。


Answer

 

一般的にゴルフでは重いクラブをゆっくりと振るトレーニングと、

逆に軽いもので速く振るトレーニングをします。

それぞれに効果があるようで、私は重いバーベルを持ち上げるト
レーニングは控えるべきだと考えています。

 

タイガーウッズはプロになってから 10 年で 10 kg 筋肉を増やし

たと言っていますが、それが椎間板の消耗を加速し、何度も手術

をしています。

 

彼はプロに成りたての時期はかなり細い体をしていたのですが、

当時もしっかりと飛距離を出していました。
ゴルフは筋力はある程度で充分で、それ以上は必要ないと考えて
います。

むしろ重い物を持ち上げたりするトレーニングは体を傷めてしま

う危険性が高いと最近のゴルフトレーナー達はいいます。

 

人の体は再生しない部位があります。
関節の軟骨などは今は培養によって軟骨シートを貼ると再生する
I P S 細胞などが出来つつあるのですが、本来は減る一方でそのま

までは増えません。

 

また、背骨を繋ぐ椎間板なども血管がないために再生しないと言

われています。

また、靭帯や腱なども鍛える事ができず、丈夫さは個人によって

先天的に決まっていると言っています。

 

その点自重トレーニングはそれらの再生しない部位の摩耗を最低

限に抑えるためには効果的でしょう。

筋肉量を増やすのは程度問題で、瞬発力や持久力を付ける方がゴ

ルフには適しているかと思います。