筋トレで飛距離が伸びるか

まずは使っていない筋肉を使って飛ばす


Question

 

筋トレしたらドライバーの飛距離伸びますか? 

ヘビー級のプロレスラーくらい鍛えあげれば飛距離伸び

ますか?? 

今、どんなに頑張っても220くらいしか飛びません。


Answer

 

高橋塾では飛ばしの技 7 割、筋肉 3 割と言うお話を常

にさせていただいております。

今回、良い機会ですのでこの内容を詳しくごお話したい

と思います。

 

まず、日本人は Yes か No の二択で育っていて、するか

しないか、飛距離が伸びるか伸びないかを言う結論を求

めている人が多くおられます。

 

どうしても学校教育で 〇X 問題で採点を楽にするシステ

ムで育っているがために頭がそのようなフォーマットに

なっているようです。

 

確かに筋肉はない人よりある人の方が飛ぶのは当然です

が、マッチョにするには 10 年は掛かるし椎間板や軟骨、

靭帯や腱などの鍛えられない部位を傷めてしまい、タイ

ガーウッズのように何度も手術をせざるを得ない事にな

ってしまう危険性があります。

 

まずは順序としては手打ちを卒業して全身の筋肉を使う

と言う事から始める事が大切で、飛ばしの技から着手す

る事がお薦めです。

 

そして、全身の筋肉を満遍なく使う事で少ない筋肉でも

充分に 300 Y は飛ばせるんだと言う経験をして、ではど

の筋肉で飛ばしているのかをその時点で考えて、その筋

肉達を鍛えればもっと飛ぶ事になります。

 

手打ちの人達が筋トレをしても確かに伸びますが、その

度合いが違い、マッチョでも手打ちだと 270 Y 程度が限

界で、野球などで振るための筋肉を長年の間に鍛えてき

た人でない限り大したことはないのです。

 

ただ、中高年の方々は 220 Y 出ればあとはショートゲー

ムで 60 台は出せるようになりますので、怪我をしない、

長くゴルフができるようにするために故障させない方が

優先だと思います。

 

若い方達は飛ばしの技の 15 種類をまず習得し、左足の

使い方、右足の使い方、左腕、左手首の使い方、右手首

右腕の使い方、胴体の使い方などと全身の使い方を覚え

出来ない動作は訓練してでもマスターし、タイミングや

バランス調整をして効率や精度を上げ、定着させている

間に自然に筋肉はついてきます。

 

そこからさらに飛ばしたいとなったら、重い練習用のク

ラブを振ったり、軽いアリメントスティックなどで速く

振って速度を上げたり、それでもマッチョになりたいの

でしたらできるだけ軟骨や椎間板を減らさないような筋

トレをされると良いかと思います。