緊張によるミスの対処法

 

気功、呼吸法、瞑想以外の技術面での改善


Question

 

私の場合は筋緊張するとシャンクが出る事が解

りましたが、治しかたがわかりません。

 

何方か筋緊張を和らげる方法をお教え下さい。

当方、かなり悩んでおりますので宜しくお願い

申し上げます。

 

Answer

 

緊張をすると頭が真っ白になって、自分が何を

しているのかが分からなくなるものです。

対処法としては緊張をできるだけ抑える方法と

してまず経験を積む事やメンタルトレーニン

がいくつかありますが、それ以外に技術面でも

改善する事ができます。

 

それは緊張時にご自身がどう動いているか、何

が違うのかを把握する事によって緊張時でもそ

の場で修正が出来たり、打つ前に予防する事も

可能だと言う事です。

 

まず、練習ではでないシャンクが出る時は切り

返しが早いと言うのがまず主な原因で、次に肩

が回っていないなどがあります。

 

打つ前にリズムとテンポを思い出し、そのスピ

ードやリズムで素振りをする事や、しっかりと

肩を回して打つイメージを頭に浮かべます。

特に肩が回らなくなる方は打つ前のルティー

に出来るだけ深く回してその位置を一時的に記

憶する事です。

 

これだけでかなり改善されるかと思いますが、

肩が回らない原因に右肘を曲げすぎる事もあり

ますので、9 時までは右肘を曲げずに両腕を突

っ張ったまま素振りするなどを注意してストレ

ッチがてらに軽くイメトレです。

プロ選手でも打つ前に良くやっているのを見ま

すがとても効果的です。

 

特に昔の打法で肩を水平に回せと言う打ち方で

はスピードが上がるとヘッドが浮きますので、

しっかりと後ろ打ちをして肩を開かずに打つ練

習を普段から沢山しておくと良いでしょう。

 

また、アイアンは飛ばすクラブではなく、思っ

た距離通りに止めるクラブです。

基本的にはフルショットはしません。

多くの方はショートアイアンでもフルショット

ばかりで廻る方がおられますが、これが緊張に

一番弱い打ち方ですので、コントロールショッ

トでアプローチする事が大切です。

 

この飛ばさない打ち方をマスターすると緊張し

ていてもミスを極端に軽減する事ができます。

色々な引き出しを増やす事で緊張によるミスを

カバー出来ますので技術面による対処法も習得

される事をお薦めします。