Question
私の 7 番アイアンの打ち出し角度は 20 度程ですが、PGA 選手平
均は 16.3 度です。
結構ハンドファーストに当てている方だと思うので、これ以上ハ
ンドファーストを強めるのは無理なんじゃないかと思っています。
Answer
手の位置を変えて打つ事ができます。
たとえば、構えた手の位置でインパクトがゼロだとするとくるぶ
し 1 個分がハンドファースト度 1、2 個分が 2、3 個分が 3、4 個
分が 4、とそれぞれに打ち出し角度が違います。
シニアの選手で 15 種類の打球の高さを意図的に打ち分ける事が
できると言う選手がいますが、タイガーウッズは上段、中段、下
段と 3 種類を基本に、ドロー、ストレート、フェイドと 3 種類で
合計 9 種類の球種を意図的に打ち分けています。
ただ、それだけではなく、58 度一本で 60 Y から 90 Y を思った距
離で打てる技能を持っていますので、これがウエッジから 8 番ア
イアンまで同じ事をすると、どれだけの引き出しがあるかです。
通常、ドローは球を右に置いてフェイスを被せてクロスで打つの
ですがハイドローは今度は球を左に置いてフェイスを被せてクロ
スで打ち、高さは自由自在に操作できます。
質問者さんがどの程度ハンドファーストに出来ているのか分かり
ませんが、PGA 選手が低い球を打つ時にはハンドファースト度 4
ほどで打ち、高く上げて飛距離を抑える時にはマイナス 1 でイン
パクトして操作する事もできます。
この中で、まず必要なのはハンドファースト度 3 くらいと元の位
置の 2 種類で、後は球の位置を左右にズラしてロフトの調整をす
ると良いかと思います。
ハンドファースト度 4 でまだ高過ぎる場合はロフトの立ったクラ
ブ(ストロングロフト)にするとその数値は出ますが、これは番
手の番号をズラしているだけなのであまり意味がありません。
肝心なのは打ち出し角ではなく、思った距離に止められる事です。
何番で打とうが、どんな高さであろうが、入射角や打ち出し角が
どうであろうが、肝心なのはベタピンだけですので、背の高さ、
手の長さ前傾角度、クラブのライ角やロフト角によって様々です
ので、平均の数値で判断されるのは打倒ではありません。
120 Y 以内の距離を 30 cm ほどに 10 発打って全て近づけられる
ように練習する方がよほどスコアが良くなりますので、道具や数
値にあまり拘らない方が良いと思います。