Question
リリースが早過ぎてためが作れません。
スローで見るとかなり手前でヘッドが落ちています。
９番アイアンの飛距離120ヤードしかありません。
また、ダフリが多くて困っています。
Answer
コックのリリースが早いのはクラブの振り方が悪いからです。
ヘッドは後から来る時間差が必要ですので、手首をまず柔らかくして
おき、「刺し」を入れてヘッドを引き寄せながら降ろしてきます。
刺しとはグリップエンドで球を刺して、日本刀の鞘抜きをしたように
ヘッドを落とさずに鞘から刀を抜く動作です。
ここで手首に力を入れておくと一緒にヘッドが落ちてしまい、遠回り
しながらヘッドが先に落ちてしまってダフリます。
ところが、この刺しの動作を入れる事でヘッドは逆にコックが深まる
動きとなって、無理やり力でヘッドが落ちないようにする必要はなく
勝手に遅れてきます。
リリースとはコックのリリース、ローテーションのリリースなどがあ
りますが、常にレイトヒティングと言ってギリギリまでリリースしな
いと飛距離が出ます。
これは肩の開きも一種のリリースで、後ろを向いて振り落として最期
に肩を回転させる事で肩の回転速度も上がります。
また、右手が邪魔してダフっている可能性は如何でしょうか？
右手でヘッドを打ち込もうとして力を入れるとリリースが早過ぎてダ
フる事もあります。
そして、大切なのはインパクトでの手の位置です。
ハンドファーストでなくてハンドレイトになっていると高さに取られ
て飛距離が減ります。
球の左 20cm 30cm 先（目標方向）をグリップエンドで刺すとハンド
ファーストでインパクトになってリリースが遅くなり、弾道が低くヘ
ッド速度も上がりダフりもなくなります。
手の位置が左になるほどトップ軌道になりますので、起き上がりなど
がある方は胸を下げてトップしないように調整されると良いでしょう。
