Question
ゴルフを始めて数年経ちますが、ボールが高く
上がってしまうことに悩んでいます。
スイング方法やクラブヘッドのロフト角等で参
考になることがありましたらご教示お願いしま
す。
Answer
何を基準に高く上がるかと言うのも問題で、単
にクラブのロフトによって上がるだけかも知れ
ません。
アイアンセットは同じメーカーの同じ番手でも
3 番手ほど違いますので、7 番アイアンと PW
が同じ角度だったりします。
その高さが逆に低過ぎてグリーンで止まらない
と言う方もおられますので、ご自身の飛距離や
どこのティーから打つか、軟らかい普通のグリ
ーンなのか競技用の硬いグリーンなのかなどを
全て考慮してロフト角を決める事が一つと、あ
とは打ち方によって高さを変える技術を身に付
ける事も将来的に必要になってきます。
ドライバーで 300 Y も飛ばす人と、200 Y の人
では同じロフトのアイアンを使っても高さが違
います。
また、シャフトの硬さによっても変わりますの
で、強力な方はスピン量を上げられて高さも出
ますのでロフトが立ったセットを使っても問題
ありません。
しかし、非力な方はある程度高さを出さないと
止まらない事から、ある程度の高さの出るクラ
ブが必要です。
そして、高さは上段、中断、下段と 3 段階で打
ち分ける事ができるように技術を導入する必要
があります。
これは 2 つの方法があります。
まずはインパクト時の手の位置を変える事、す
なわちハンドファーストにするかハンドレイト
にするかのハンドファースト度の調整です。
これが難しい方は球の位置で調整します。
普段の位置から左に置くと高く上がり、右に置
くと低い打球となって飛距離が伸びます。
また、この両方を使って 15 種類もの高さを変
える日本のシニア選手もいますが、実際に使う
のは 2- 3 種類で良いと思います。
タイガーウッズは 8 度ほど立てて打つと言う
報道がありましたが、上段、中段、下段と高さ
を変えて打っているので、どの打球が 8 度な
のかは分かりません。
ケプカはアイアンのショットは打法を 5 種類
持ち、その間を埋めるためにハンドファースト
度と曲げ球を使います。
いずれにせよ、ロフトを立てる、すなわちハン
ドファーストにしてインパクト時の手の位置で
高さを変える技能を身に付ける事です。
ただ、パワーがない方は最初から上がりません
ので、まずは効率の良い打法を習得し、力を入
れずにヘッドスピードを上げる事が先決で、そ
れからご自身に合った番手やロフト角、そして
打ち方を決めて下さい。
球が上がり過ぎとの事ですので恐らくパワーは
充分で問題はないと思いますので、低く打つ技
術を磨いて武器を一つ増やすと良いでしょう。
その技術は 3 - 4 種類ありますがまたの機会に
ご紹介致します。
高さは武器になりますので悩まずに再現性を高
める事をお薦めします。