顔の位置はどうあるべきか

 

Question

 

アドレスからトップにかけて、また切り返しから

インパクトまでの顔の位置はどうあるべきなので

しょうか?

 

Answer

 

理想をお話すると顔や頭の位置は打ったあともし

ばらくは動かない事です

これは画面の中で全く動かないと言う事ですが、

体に対してはとんでもない動きをしています。

 

この複雑怪奇な動作は時に余計な動きとなって、

トップ選手でも不自然な恰好で打っている人がい

ますが、エンジョーイゴルファーにはここまでの

精度は要求されないと思います。

 

頭を動かさないとか言う指導は軸ブレしないよう

に打つためで、精度を上げる基礎練習などではと

ても煩く言われるのですが、アマチュアの場合は

画面の中で頭が動いていなければOK です。

 

また、理想のお話ですが、プッシュや引っ掛けが

多い人は軸ブレがあるかも知れませんので軸ブレ

していないかの確認が必要です。

突っ込んだり体が止まって、タイミングや軌道な

どは全て完璧でも、この軸が左右にブレるだけで

球の方向が変わってしまいます。

 

グリーンに乗ればいいや、と言う段階まではこの

微妙な精度は必要なく、ベタピン率を上げる段階

でこの訓練を行います。

 

トッププロは 150 Y 以内はワンパット圏内に止め

る技能が必要で技術は習えてもそれを現実化させ

る能力を上げる訓練が必要で、技術と能力の両方

が揃わないとベタピン率は上がりません。

 

ここで行われる訓練はホールインワンです。

9 番アイアンで 130、140、150 Y 先のピンに

直接入れる訓練をする事でベタピン率を上げる事

が出来ます。

 

この段階ではグリーンに乗ればいいや、ではなく

ワンパット圏内に止める能力です。

軟らかいグリーンでスピンバックしてピンから離

れて行くような球は NG で、また硬いグリーンで

手前から転がして近づけると言った球質の違う引

き出しで最終的にどこに止められるかです。

 

この違いは最大 18 打ですので、プロ資格がある

だけの人とシード選手の違い、あるいは一度優勝

しただけの選手とメジャータイトリストとの違い

になるかも知れません。

 

ホールインワンはプロの平均では 2500 球に一回

との事ですので、まず練習中に入る事は稀ですが

入るまで帰らないと決めて練習を始める気持ちが

大切です。

 

この際に基礎を見直しながら基本動作が忠実に行

われているかどうかなども確認しながら、5 時間

でも 6 時間でも一本のクラブで同じカップを狙っ

ているとある日突然違う景色が見えてきます。

 

それは一段上の世界で神経が研ぎ澄まされて微妙

な軸ブレやズレも感知する事が出来る世界です。

エンジョーイゴルファーには必要がないスキルで

すので、顔の向きなどは気にせずに好きな方向を

向いて打ち、ご自身がエンジョーイできるかどう

かを基準に選択すれば良いと思います。