フェイスを返して低く打つフォローの形
Question
125 Y ショットでピンの右手前 6 m に止まり
ましたがパットが入りませんでした。
せっかくのバーディーホールなのにもう少し近
づけたいのですがどうしたら良いでしょうか?
Answer
まず課題はその距離を正確に打つ事、そして同
じ距離でも違うスピン量で打つ事、さらに傾斜
や風などの飛距離をくるわせる条件を計算に入
れる事の 3 つを習得します。
この 6 m のパットは運が良ければ入りますが、
通常はプロでもなかなか入りません。
125 Y でしたら最低ワンピン以内で、理想はス
トレスの無い「お先に」の距離です。
この数メートルを縮める事ができるかできない
かで両手シングルか片手シングルかの違いとな
り、試合に出られるプロと出られないプロの差
となり、また出られてもシード権が維持できる
かどうかが決まり、シードはあっても優勝でき
るかどうかが決まり、優勝はできてもメジャー
で勝てるか、さらにグランドスラマーになれる
かどうかが決まる最重要ポイントなのです。
この最重要ポイントの技術もなく、ただトラッ
ク一杯打つ事しか脳がない選手やコーチは無駄
な努力をしており余計な遠回りをしています。
何度打っても右手前 6 m で、長い番手に持ち替
えるとグリーンオーバーすると言うケースは多
々あります。
これで長い番手で力を抜いて打つと緩んでダフ
ッタリ、またこの 6 m を埋めるために速度を
上げて打つとプッシュやトップとなって大怪我
するのです。
この番手間の調整はフォローの形で埋める事が
簡単に出来ます。
フォローは 6 種類です。
自然のローテーション、フェイスを目標を向け
たまま方向出しをする、そしてクラブを返す 3
つに上段と下段で 6 種類です。
通常は自然のクラブが勝手に回転するローテ―
ションで打つのですが、この距離を埋める時に
は右手のグリップを少しだけウイークにしてド
ローを打つように「被せ押さえ付け」をしてク
ラブを返します。
これで 5 - 6 Y は飛距離が伸びますので、これ
も一つの駒として保存しておいてください。
他にも数ヤードの増減をする技法があり、力を
変えたりスピードを変えずにピンハイに止める
事でスコアはいくらでも良くなります。
ただ闇雲に練習量だけ増やせば上手くなると勘
違いされている方はまず技術を習得し、駒を揃
えて詰め将棋のようにアプローチの練習です。
傾斜台のある風も含めた縦距離の出し方をシュ
ミレーションゴルフで練習しましょう。