最もミスが出ないショット

ケプカの番手表 5 種類の違った打法でショットする

Question

 

もっともミスが出ない簡単なショットとは?

短いクラブをさらに短くにぎってショット!

これなら飛距離は少ないけどミス(ダフリ、トップ、シャン

ク、スライス、フック)は少ないですよね?


Answer

 

マチュアゴルファーの欠点は練習量が少なくて色々な引き

出しを増やせない事が一つあります。

何とかの一つ覚えでフルショット一種類で勝負をしているた

めにミスが増え、詰めが甘くてスコアにならないのです。

 

ショットの引き出しとは寄せのショット、コントロールショ

ット、そしてフルショットと大きく分けて、それぞれに色々

な打法を使い分ける事です。

 

タイガーは 58 度で 60 ~ 90 Y を打ち分け、モリカワは立ち上

げで 65、75、 85 Y の 3 種類の打方を練習してから上の番手

に移ると言っています。

 

これだけで、一本のクラブが 3 本分になると言う事ですので

それだけ有利なゲーム展開ができるのです。

上の写真はケプカの飛距離表ですが、これだけでも 40 本以上

のクラブを持っているのと同じになります。

 

例えば寄せの引き出しは芝が長くて重い場合、フェアウェイ

から、そして転がせない場合、フワッと高く上げてすぐに止

めたい時など、 10 種類ほどの違った打法で寄せるのですが

ほとんどの人は転がすか上げるか程度です。

 

また、セカンドショットはアゲンストに強い球、番手間の距

離を出す打ち方、ミスの出ない打ち方、高く上げてスピンで

止める打ち方、スタイミーな木やバンカーを回避する曲げ球

横風に向かうか乗せるかなど、状況に応じて色々な打法を持

っている事がスコアメイクの秘訣です。

 

フルショットはドライバーではスリークオーターショットで

方向出しをした安全な打法、普通に8割で打つ打法、またマ

ックスでバンカー超えを狙ったショットなど、フルショット

だけでも打ち方で引き出しがあればそれが武器になり、また

楽しみも増えます。

 

最もミスが少ないアプローチではコントロールショットと寄

せのチップショットの間の打法で、両手を引き付けておいて

肩だけ使い、手首も肘も一切曲げずに打つ一番シンプルな打

ち方です。

 

これで毎回真芯に当てる事ができて真っ直ぐに打つ事ができ

ればあとは縦距離ですので、番手を替え、球の位置を変えて

120Y 以内はベタピンでバーディーを取る事ができるのです。

 

パー 5 は刻んで 3 打目はワンパット圏内に止める事が可能で

4 つあるパー 5 の内 3 つはこれでバーディーが取れます。

ボギーを出さなければこれで 69 が意図的に出せるのです。

 

ゴルフはこのアプローチでスコアがほとんど決まります。

60 Y のアプローチで 10 Y もショートしていたのでは話にな

ません。

力加減やスピードを変えて縦距離を合わせようとするとミス

がなくならずに、ただ練習不足だと勘違いしてレベルアップ

できないのです。

 

たまたま運が良い時には素晴らしいスコアは出ますが、その

スコアを実力で出すにはそれなりのレベルの技術を身に付け

るしかありません。

精度優先の打法、方向優先の打法、飛距離優先の打法など、

その状況に応じて打ち分けができるように、せめてショット

は 3 種類くらいの引き出しが欲しいと思います。