砲台グリーンでの縦距離

シャフトの角度と打ち方を合わせる

Question

 

砲台グリーンなどの、左足上がりのショートア

プローチが安定しません。

ダフるとかの話ではなく、クリーンヒットして

も距離が合いません。

 

基本上げるアプローチは 58 度なのですが、ロ

フト角が大きくなるので 52 度で打ったりしま

すが、オーバーすることがあります。

ちょうどいい場合もあります。

 

多少斜面に沿って打ち上げる感じですか?

体は斜面と直角ですか?

クラブは変えますか?

打ち方は変えますか?

どのように打つのが妥当ですか?

 

Answer

 

どれかに決めてそれだけ一種類で打ちたいと言

う事なのかと思いますが、状況に応じて色々な

引き出しを持っていないと対応できないケース

が出てきます。

 

左足上がりの角度も同じではなく、ライも違い

距離も違い、芝質によっての逆目の強さなども

違いますので、その状況を良く見て番手と打ち

方を選びます。

 

クラブは 58 度のウエッジはシャフトを垂直に

立てた時にロフトが 58 度に作られています。

これをローピッチで球を右に置くとクラブが寝

てロフトが立ち、ほぼ 8 度近く立ってリアル

ロフトは 50 度で打つ事になります。

 

そして、スタンスの傾斜が左足上がりで 5 度

傾斜していたとすると、このショットのリアル

ロフトは 55 度で打つ事になります。

 

この時に何度傾斜が傾いているかはどうアドレ

スするかでも変わります。

傾斜に対して直角に立つか、垂直に立つかでこ

のシャフトの傾斜が変わります。

 

アドレスした時に、どんな打法にせよ、どんな

セットアップにせよ、シャフトの角度を見れば

ロフトの角度が分かります。

 

球は右に置いていて斜面に直角に立つとシャフ

トはほぼ地球に対して垂直になりますので、こ

の時のロフトは 58 度となります。

これはハイピッチで平坦な所から打つ場合に球

を左に置いてシャフトが垂直になった時と同じ

で、高さも飛距離も同じになると言う事です。

 

この角度を頭に入れて練習する時にどの振り幅

でどれだけ距離が出るかを経験で覚えるしかあ

りません。


左足があまりにも高いと打ち込みになりますし

緩やかでしたら斜面に直角に立って振り抜く事

もあり、その場合はハイピッチで打つとさらに

打球が上がりますので、その距離も覚える必要

があります。

 

また、平坦な場所から打って、単にグリーンが

高い場所にある場合は止まり難いので、特にラ

フからは 58 度のハイピッチでハンドレイトで

打ってヘッドを走らせてスピン量を増やして打

つと良いでしょう。