Question
80 前後では問題なく廻れるのですが、どうし
てもボギーが許せません。
最低パーを取って行かないと 70 台前半がキー
プできないため、最初はボギーは気にしなかっ
たのですが、最近はどうも腹が立って仕方がな
く、特に乗らず寄らずの 2 パットと言うボギー
が連続で出る時は頭に血が登ります。
特に大きなミスをしているのでもなく、何でそ
うなるのかが良く解りません。
アドバイスお願いいたします。
Answer
そろそろパー山を卒業してバーディー山に行く
時期のようです。
まず、コースの長さとティーショットの飛距離
が合っていない事が理由の一つです。
飛距離が 220 程度でよく当たって 240 の場合
6800 Y のコースでは厳しいものがあります。
450 Y のパー 4 でドライバーが 240 Y だとす
ると残りは 210 Y です。
この距離はパー 3 の距離で、しかも二打目な
のでライが悪かったり傾斜がある事があります
ので、乗せるだけで困難です。
マキロイのスタッズではバーディー率はパー 3
は大体 20 %ですのでパー 4 の 50 %、パー 5
の 80 %に比べて一番低い確率です。
これをアマチュアに翻訳するとまずこの距離は
乗らなくて当然かも知れません。
乗ったとしても 2 割程度となってまず「乗らず
」の原因かと思われます。
そして、「寄らず」の原因は左足下がりのライ
とか逆目のきついラフからだとか、ショートサ
イドにこぼしたとか、とにかく寄せの技能が問
われます。
コースによっては回転重視でグリーン周りはす
べてワンパターンで打てるように設定されてい
るコースがあるのですが、難しいコースになる
と競技やプロの試合などで使う設定になって、
グリーンは固く乗ってもオーバーしたり、ラフ
は長くして縦距離が合わないなど、考えている
間もなく次から次へと難問が出てきます。
寄せは引き出しと経験値ですので、常に感覚を
調整できるように柔軟性が必要で、パター同様
そのコースにすぐに合わせるだけの能力が必要
になってきます。
ボギーを出さないゴルフとは、まずコースの長
さに十分な飛距離が出せる事、そしてアイアン
の方向と縦距離の精度を上げる事、そして寄せ
の距離感を安定させる事です。
したがって、選択する必要があります。
短いコースでプレーするか、打法の改造です。
飛距離を伸ばすための改造をすれば長いコース
でも楽になりますが、それなりの努力が必要で
すので、一度定着した再現性を捨ててまた振り
出しに戻る覚悟でしたら改造です。
パーオン率 100 %にすれば 3 パットさえしな
ければボギーは出ませんし、寄せワン率 100
%にしても、ほぼボギーは出ません。
この二つを目指すと飛距離が欲しくなりますの
で改造するとなるとドライバー、アイアン、そ
して寄せと 3 種類の猛練習が必要になります。
問題はやる気があるかどうかだと思います。