Question
テイクバックで左サイドを深く捻転させる方法
・意識を教えて下さい。
自分的に、左～右への体重移動や肩～テイクバ
ックイメージ・実践しても、只単に左右のスェ
ーになっているだけだと思います。
間違っていると思いますが、右への移動を意識
すると、目線がボールから外れそうで怖くてヒ
ョイ上げになっているのかなと思っています。
下半身固定意識くらいの方が良いでしょうか？
Answer
対処療法としては単純に右にスエーするのであ
ればテイクバックで腰を左に移動するくらいの
意識で止まると思います。
左肩は右へ、腰は左へ動かす意識です。
始動はヘッドを右に地を這うように低く出しな
がら左の肩をアゴの下に入れるイメージで捻転
して行きます。
その際に右足でしっかりと下半身が右に行かな
いように分離するか突っ張っておきます。
仰る通り、スイング中に体重移動を意識して動
くとスエーし易くなります。
これは右に体重を乗せてから肩を回転すると上
げ易い事で、これだと二軸打法になります。
ところが、マキロイのように二軸になっても軸
ブレが少なければ問題はなく、背骨軸と同じ事
になります。
基本動作から見直すのであれば、背骨軸の打法
では第七頸椎が動かずに終始静止しているのが
理想なのですが、そのためにはテイクバック時
にスエーせず、しかも上半身だけ右側傾が入り
ます。（側傾と側屈は違います）
ほとんどの方が意識されていないのですが、肩
の動作は 回転、上下、そして側傾の 3 つです。
肩は基本 90 ° 回転させてトップの位置に行き、
ショルダープレインはアップライトにするため
に左側屈（サイドベンド）を入れます。
そして、これだけではなく腰の位置はそのまま
で、上半身だけ右に傾けます。（側傾）
左には側屈なのに右に側傾と言う分けの分から
ない動作となりこれで混乱すると思います。
側屈とはサイドベンドの事で腰から肩までの胴
体を曲線にして曲げる事で、側傾とは腰から上
を直線のまま傾けるだけです。
まず直立して左に側屈をして、そのまま左肩を
右内腿の上まで回転してみてください。
左の肩が最下点になったまま 90 °回転しますが
第七頸椎は静止せずに逆に移動し（リバースピ
ヴォット）てしまいます。
これに右側傾を入れ、腰を左に移動させると第
七頸椎がアドレス時と同じ位置に戻り正しいト
ップの形になります。
ただ漠然と意識と感覚だけでそれらしき事をし
ていると腰がスエーしたり体重移動に悩んでし
まいますので、ズレた時に診断ができ修正出来
るように具体的に動作を分析したものを脳で記
憶する事が大切です。
