スイングの始動が困難

 

 成功体験を積む練習が必要

Question

 

アドレスしてから体が固まってテイクバックが

スムーズに出来ません。

脳が「ほら!真っ直ぐ引け!」と命令しても動

かないんです。

 

ワッグルとかして、よし!行くぞ!と思ってた

次は足がガクガク震えて 3 センチくらいしか

ヘッドを引けないんです。

 

そしてヘッドを地面にトントンとリズムを取っ

てまた足が震えてようやくガタガタガクガクと

なりながらやっとテイクバック出来ると言った

感じです。。。

 

イップスなんでしょうが何か改善策などありま

したら教えて頂きたいです…

宜しくお願い致します。

 

Answer

 

かなり重症な感じがしますが、段階に応じて色

々な解決法があるようです。

 

ヘンリック・ステンソンもドライバーイプスを

克服した選手で全英で優勝しています。

彼は延々とハーフスイングを続けたと本人が言

っていました。

 

これは違うフォルダーを開ける事が一つの目的

で、イプスのフォルダーを開けようとすると動

かないのに、アイアンやパターだと問題がない

と言うケースです。

 

イプスはある意味トラウマです。

ミスをするのが恐怖となって、打つ前にその恐

怖によって体が動かなくなるのです。

個人差はありますが失敗経験をし過ぎると起る

ようですので、試行錯誤で打法を探すような事

はしない方が無難かと思います。

 

誰でもスタートホールなどは緊張のあまりにガ

タガタなのは当然ですが、ある程度は慣れで解

決します。

ただ、あまりにも修正をせずに偶然当たるのを

待っているような練習をされていると恐怖心と

結びつくフォルダーが開かなくなります。

 

このような場合はルティーンを変えるとか打法

を変えてそのトラウマを出さない方法として違

う打法で球が打てるようにするなどの成功体験

を積む事で克服できるのです。

 

これはトラウマ的な恐怖を自信と言うメンタル

でそれを上回る方法です。

同じように違う筋肉を使うテイクバック、全く

イメージの違う上げ方をする事でも体が動きま

すので、パターが上がらない場合でも同様に、

グリップを替え、道具を替え、トラウマのイメ

ージが出ないようにする方法もあります。

 

テイクバックは色々な方法がありますので、そ

れぞれを試してみると良いと思います。

使う筋肉、可動域、タイミング、方向など様々

な違う上げ方がありますので、どれが一番上が

り易いかをまず知る事です。

 

「静」から「動」に移るのが困難な方は動きな

がら始動する方法や地面をトントンするなど、

トラウマの記憶を蘇らせずに始動できる方法を

ご自身なりに探されると良いでしょう。

 

なお、重症な方は脳外科で何割かの方は治るそ

うですので検索してみてください。