Question
レッスンに通い始めて3年になるのですが、ど
こまで習ったら良いのでしょうか?
もちろん自分でこれで良いと思った時なのでし
ょうが、本来どんな事を教えてもらえるのかも
良く分かりません。
それらは自分でもできるのか、詳しい事を教え
て下さい。
Answer
レッスンの内容は色々あります。
1 基礎 : 握り方、構え方、振り方など
2 基本動作 : 打法のフォーム習得(カタ)
3 ドリル : 各部位の動作訓練と定着
4 理論 ; メカにズムや原理原則の把握
5 修正 : 調整、矯正、癖抜き
6 診断 : 当たらない原因の診断と特定
7 技術 : 飛球術 15 種、番手間の出し方
8 ゴルフIQ : 攻略法、選択、効率、姿勢
9 引き出し : 寄せの引き出し、9 種の球種
スクールは上の 1 程度でまず終わりです。
また、ワンポイントレッスンは 5 だけになりま
すので、そのほかの事を習いに行く必要があり
ます。
スイングは必ずズレますのでその時にどう診断
してどう修正するかを覚える必要があり、その
診断法と修正腸を習います。
それには診てすぐに判りやすい軌道や動作を最
初から基本動作として習っておく必要がありま
す。
また、今までの動作や軌道などが正しいかどう
かの確認をしてもらわなと砂上の楼閣になって
しまいます。
そして効率の良い打法や動きを習うのですがそ
の動作をメカニズムで頭で記憶しないと修正す
る時にどこに戻すかが分かりません。
したがって、頭と体の両方で動きを覚え、それ
を定着させなければならないのですが、ほとん
どの方はそれをやっていません。
なぜかと言うと最初から偶然に当たるのを待ち
当たっていると何も言われず、当たらないとダ
メ出しされて帳尻合わせで固めるからです。
また、そのある程度当たるようになった振り方
でもズレたり忘れたりして、また偶然に当たる
ようになるまで自部で探したりダメ出しで治し
て行くのです。
例えばトップの位置がどんどん低くなっていて
も、それに気が付かないと違う打法で打ってい
るのと同じで定着しないのです。
完全に定着させるまでは常にチェックしてもら
いながらズレては戻し、ズレては戻しの鍛錬を
する必要があるのですが、最初から自分ではで
きません。
次は改造される場合です。
これにはメジャーチェンジとマイナーチェンジ
があり、マイナーの場合には応急処置として元
のスイングを崩さずに補正していく方法で、こ
れはやり方や目的などお互いが納得したところ
で行いますが、なかなか修正できないためにか
なりの期間フォローが必要です。
人によっては何週間も毎日行い、その後は週2
週1と数は減りますが、これは最初はすぐに忘
れてしまうためで、たとえ覚えていても感違い
が入ったり、悪い癖が出てきたり、ズレたりで
どうしてもフォローがないと習った通りに出来
ないので結局遠回りしてしまいます。
そしてメジャーチェンジの場合は大改造ですの
で振り出しから行います。
そのためしばらくはラウンドができません。
いままで積み上げて来た再現性を全て捨てて、
また1から積み上げ直すからで、基礎から根本
を身に着けながら定着させますので、タイガー
打法だと上記の全てが必要で、飛ばしの技を組
み込むと 3 年は掛かります。
もちろん、シンプルなスイングならその場で一
回で習得できますし、必要な時だけ受講すれば
良いのですが、300 Y も飛んで曲がらない球を
打つにはかなりの訓練が必要なのです。
そして、まだまだスコアメイクには必要な事が
沢山あり、一つ一つを習得しないと完成しませ
んので、プロはコーチに 10 年ついていても、
不調の改善やメンタルな面で必要ですので、タ
イガークラスになるまではどうしても必要なの
です。
どこまで習得したいか、その必要性が分るまで
は模索して、自力ではとても難しい事が分かっ
た時点でそれなりの実技を受講される事をお薦
めします。