不調な時は何を見直す?

  診断法、修正法、維持法を習得

Question

 

前までどのクラブでもある程度当たっていて、

うまくいっていたのですが、つい最近から全く

当たらなくなりました。

 

今ではだましだまし小手先ショットで 9 番ア

イアンをかろうじて打てるぐらいです。

 

何を見直せば良いか解りません。

練習方法などありましたら教えてください。

よろしくお願いいたします。


Answer

 

経験と感覚である程度当たるまでは上達するの

ですが、それは偶然当たっているだけで、なぜ

当たっているのか具体的に説明できる人はほと

んどいません。

 

なぜ当たらないのかが解らない方はなぜ当たる

のかも知らないと言う事です。

したがって、また偶然当たるところを探して模

索し、当たるまで無駄球を打ちながら下手を固

めるのです。

 

それでもたまたま偶然帳尻が合って調子を戻し

て喜び、その繰り返しでゴルフ人生のほとんど

半分から 9 割は無駄な時間を過ごします。

 

これでは 5 - 6 年でスイングが仕上がる所、20

年も 30 年も掛かるどころか一生完成せずに終

えて行くのです。

 

ゴルフは物理ですので同じショットが再現でき

て初めてスコアがまとまります。

何度打っても動作が定着していなければバラつ

きます。

その一番大切な再現性を得るにはまず動作の定

着ですが、その前に理想的な動作、すなわち理

想の打法を習得する必要があります。

 

そして、何十年も好調を維持するための持続性

と言う、何ヶ月経っても何年経っても同じこと

が出来る能力を養います。

 

ところが初心者の方々は偶然に当たったのを覚

えて、帳尻さえ合っていれば正解だとか開眼だ

と言ってそれで出来たと勘違いします。

 

これが独学の盲点で、教科書もなくガイドや参

考書もないのに自分で偶然当たった事で舞い上

がってしまい、独自の打法を開発したなどと言

っては勝手に喜んでいるのです。

 

同じスイングを定着させるには同じ事を 3 年

は続けないと固まりません。

ところが、スイングは必ずズレたり忘れたりし

ます。

これをどうするかです。

 

それは具体的にどう動くとどう言う球が出るの

かを良く理解する事で、感覚と経験だけで再現

性だけ高まってスコアが良くなった人は頭でメ

カニズムを理解していません。

 

感覚ほどあてにならない物はないのです。

形は動作の結果であり、動作は筋肉の運動で決

まります。

したがって形を見ればどこが出来ていないか、

どこが悪いのかが分かるのですが、それはまた

違った能力ですのでコーチが診断し、修正をし

れくれて矯正ドリルで悪い癖が出ても治してく

れるのです。

 

長いゴルフ人生の間には突然感覚を失うことが

あり、また徐々にズレていくと気が付かない事

がしばしばです。

 

まずは診断し易い、そして効率の良い打法を習

得し、診断法や修正法を習得して常にズレの修

正を怠らず好調をキープしましょう。