シャフトのしなりを出す

目に見えるほどしなったら、どこに飛んで行くか分からない

Question


手打ちの人や高齢者で体が使えていない人はシ

ャフトのしなりを利用して飛ばせと言われるの

ですが、相当柔らかいシャフトを使わないとし

なりはほとんど感じないのですが如何な物でし

ょうか?


Answer

 

シャフトをしならせると言う指導の中には実は

手首を柔らかくして揺らせと言う事を意味して

いる物があります。

 

確かにシャフトはしなります。

R シャフトとか L とかを使えばかなりヘッドが

遅れて来る感じがしますので、それを利用しろ

と言う意味だと思っていると、実は手とヘッド

との時間差を意味している事があるのです。

 

ドライバ―で 180 Y 以下しか打たない方なら多

少曲がっても OB まで届かないので 軟らかいシ

ャフトでも OK かも知れません。

 

しかし、200 Y 以上打つ方がグニャグニャなシ

ャフトを使うと、少しでも芯を外した時に、か

なり方向がブレます。

 

インパクトの衝撃でトウ側に当たるとフェイス

が開いて右に曲がり、ヒールに当たると引っ掛

けになります。

 

そこでたとえ飛ばさない方でも硬いシャフトを

使っているとその時の曲がり幅が狭くなり、ギ

リギリ OB まで曲がらないと言うケースも出て

きます。


となるとやはりあまり柔らかいシャフトは使い

たくないのですが、飛距離を出すためにわざわ

ざ軟らかいシャフトに挿し替える方がおられ、

最近は柔らかくても曲がり難いシャフトが出回

っているとの噂もあります。

 

YouTube レッスンなどではシャフトをしならせ

ると言う表現は実はワグリングをしろと言って

いるだけの物があります。

 

これは手とヘッドとの時間差を意味しており、

手首を柔らかくしておいてクラブを揺らすワッ

グルの事で、実はシャフトを実際にしならせる

のではないのです。

 

日本語の使い方を間違えている指導者が多く、

このような情報が横行していますので、いちい

ちレッスンビデオなどは何を意味しているのか

どれを参考にして良いのかなど、正しい判断を

してくれるコンシェルジェが必要な時代になっ

ています。

 

最終的には誰から何を習うかで上達の速度に雲

泥の差が出ますので本物を見抜く力を身に付け

ていただきたいと思います。