Question
先日、アウトサイドインで悩んでいる質問を友
人にしたら、右手が悪さすると言われたので調
べたところ、右手の親指の腹（裏）でグリップ
を押さえるのではなく、横で押さえる。（親指
の腹は人差し指にのせる）と言われました。
実際に、それで少し打って見たのですが、以前
よりもとても軽くスイングが出来ました。
これは合っているのでしょうか？
Answer
これは基本中の基本で、どこのスクールに行っ
てもまず、この握り方から教えています。
恐らく我流で振っておられたのだと思います。
しかも、アウトインの原因が右手の親指だとか
言う説も全く原理に反しており、全くお話にな
らない内容だと思います。
右手の親指を上に乗せて握るグリップは特殊な
事で左手の親指を怪我したとか、ひ弱ですぐに
怪我するなどの方が、力を分散するためにする
ケースはあるのですが、その場合は右手の手首
も柔らかく使えるように訓練する必要がありま
す。
ゴルフはいくらでも遠回りし、一時期アメリカ
では毎年 2000 万人の人がゴルフを始め、400
万人の人が辞めると言う報道がありました。
なぜ辞める人がそれほど多いのかは難しい事が
一つの理由です。
病気や時間がなくなった人もいるのですが、行
き詰って迷路に入り、出られなくなって腹が立
って投げ捨てると言うものです。
ゴルフは見た目より数段難しいのですが、最初
はそれが分からずにカッコだけ真似れば出来る
と舐めてかかる事で、実際に思う様に行かない
現実を知って落胆、あるいは激怒して辞めるの
です。
そこで負けず嫌いな人は逆にムキになって練習
を始めて上達の道を探し、真剣にかつ慎重に研
究をしながら誰から何を習ったら良いかを探り
ます。
まだ、100 すら切れていないお友達とかに質問
しても IPS 細胞の原理を小学生に聞くようなも
のでまともな答えは返ってきません。
東大生のアンケートで天才の一位が大谷選手に
なったそうですが、ゴルフ界は彼のような歴代
の天才達が受け継いで来た技術やノウハウと言
う知恵があり、それらを一個人が勝手に経験と
感覚で探し当てられる分けが無い事はプロ級に
なって初めて分かる事かも知れません。
それだけ見た目と奥の深さが違うのがゴルフで
基本や原則だけはしっかりと把握していないと
果てしなく宇宙を彷徨う事になります。
ゴルフは勝手にしかも自由に楽しめば良いので
すが、少しでも上に行きたいと思った方は基礎
練習をしっかりと始める事をお薦めします。
