ドライバーのシャフト

メーカーは良いクラブではなく、売れるクラブしかつくらない

Question

 

「ヘッドスピード 55m/s 前後」「体育会系」

「190cm」ドライバーは 6S ですが、安定しな

いので硬くするか重くするか考えています。


人によっては 5X という軽いけど硬い方が良い

と言う人や、7X や 8X などの重くて硬いシャ

フトが良いという人など様々ですが、重さは

軽い方がいいのか重い方がいいのがどちらな

のでしょうか?

 

さらに、松山英樹はなぜ 8TX というハードス

ペックを使っているのでしょうか?

 

Answer

 

HS が 55 でしたら欧米選手並みですのでプロが

使う物が良いかと思います。

シャフトは重いと言ってもその昔は鉄だったの

で今の倍くらい重かった時代もあり、軟らかい

シャフトはブレるので方向が定まりません。

 

まず方向を安定させなければなりませんので、

できるだけ固いシャフト、TX などで 80 とか

85g などの重い物だと捻じれに強いので、芯を

外しても真ん中に戻って来たりしますので、松

山選手が何でそれを使っているかはお解りだと

思います。

 

軟らかい方が飛ぶと言うのがメーカーの売り文

句なのは、団塊の世代をターゲットにしている

事で、しなりで飛ばせますと言うキャッチで軽

いシャフトを売っています、

 

商売はベビーブーマー達に向けた商品が爆発的

に売れたと言う歴史があり、今はシルバー産業

といってその老齢化した彼たちに向けた商品を

作るのが当然なのです。

 

メーカーは良い製品ではなく売れる製品しか作

りませんので若い人達はシャフトは自分で付け

替えたりしてプロと同じ物を使う事です。

 

ある開発者はヘッドの重さとしては 320 cc 時

代のヘッドが一番効率が良いのだと言っており

ヘッドは今はブリキのオモチャのようで、重量

感がありません。

 

それに対し、ボールは重く硬いので、そのボー

ルを潰して反発力を使うにはある程度の重さが

ないと潰れません。

極端な話、ハエ叩きでボールをいくら叩いても

飛ばないのは当たり負けしているからです。


ヘッドの反発力だけではなく、ボールにも反発

力がありますので、その両方の力を最大に引き

出す重さが必要だと言う事です。

 

メーカーによって同じ S でも全く硬さが違いま

すので、振動数で比較されると良いでしょう。

今のドライバーは 260 とかグニャグニャですの

で、ヘッド速度が 55m/s も出せる方は振動数は

300 を超える硬さが欲しいところです。

 

ただ、カーボンの先端に金属を入れて柔らかく

てもトルクが低いと言うシャフトや一方向にし

かしならない、と言うシャフトなども開発され

ているのでその辺は専門に研究されている方達

に聞いてみてください。