クラブを目標方向に放り投げる!?

ハンドアップ、ハンドファースト、そしてシャットで打つ


Question

 

レッスンビデオでフォローはクラブを飛球線方向に放り投
げるイメージ・・・
と言うのがあるのですが、どうしてもイメージできません。
どういう事なのでしょうか?


Answer

 

フォローは大きくと言うのが基本です。
これは大きな円の方が直線に近い事で方向を重要視した場

合には縦軌道で大きな円を描く動きで振り抜きます。

 

いかに縦軌道にするかはハイフィニッシュになるかどうか

で判りますので、フォローの4時半では右腕とシャフトが

一直線になって、目標方向が 12 時だとすると 1 時方向に

押し込みます。

 

そして、フォローの3時の時点では右手とヘッドが一直線

のままで、飛球線上後方から見た場合には右肩に近い位置

にその手があるとハイフィニッシュになります。

 

これがインサイドイン打法で左肩に近い位置で上がって来

るといくら持ち上げても縦軌道にはならずに低い位置でフ

ィニッシュとなってしまいます。

 

恐らくその指導はフォローの3時の時に目標方向に分解写

真か何かでほおり投げているような形に見えるのでそう言

っているのかと思いますが、違うのはグリップの握力で、

しっかりと握ったままにする事です。

 

ほおり投げると聞くとグリップを緩めてしてしまいそうで

すが、3 時まではヘッドの走りを止めたり、アンヒンジし

ないように握力や緩めずに方向出しをします。

 

体は回転していますので、フォローの 12 時方向に向かっ

て放り投げると実際には 11 時方向に引っ張る形になりま

すので、トップの位置から 1 時方向に向かって振り落とす

とちょうど良いかも知れません。

 

また、放り投げるとはヒットするのかキャリー(運ぶ)な

のかどちらにも取れますので迷う方もおられるかと思いま

すが、どちらにしても目標方向よりも右側に押し込むよう

な動作は必要です。

 

ヒット型とは叩く動作で、キャリー型とは運ぶ打ち方です。

しかし、パンチショットのように叩きながら低く長いイン

パクトを作って運ぶ打ち方もありますので、状況に応じて

使い分ける事ができるように引き出しを増やすと良いかと

思います。

 

最近はハンドファーストにしてシャローで運ぶ打ち方など

が流行っていますので、その打ち方を説明しようとしてそ

う指導したかも知れませんが、その打ち方はむしろクラブ

をリリースせずに押し込むだけのような打ち方です。

 

しっかりとその打ち方をマスターした人の解説を聞かない

と解析ソフトを使ってもっともらしい解説をしている人達

が増えましたので要注意です。