悪い癖を抜きたい

違う打ち方をしない練習を診てもらう


Question

 

悪い癖を取り除くためゴルフレッスンに通っています。
週に何回行くのが理想でしょうか?
お金時間ともにゆとりは十分にあります。


Answer

 

ご自身で悪い癖だと実感されているのに、意識しないとすぐに

その動きが出てしまう事があります。

これは良くあることで、改造直後も同じで今までに慣れていた

動きに戻ってしまうのです。

 

まず、最初から基本通りにその打法通りの動作だけ習得して固

めると良いのですが、ほとんどの方は自分でそんな事できると

勝手に思ったりして、知らずに下手を固めてしまいます。

 

ところが、途中で気が付いた時に時間は掛かり遠回りはします

が、治せない癖はありません。

今までにやった動き以上に正しい動きを反復する事で必ず治り

ますし、その期間は定着度と修正練習頻度によります。

 

たとえば、その日に練習している時に変な動きが入ったりズレ

て当たらなくなる事があるのですが、中級クラスの方はその日

は練習を止めて一晩寝ると、また元のスイング通りに動けたり

します。

これはそれまでのスイングがある程度定着していて、たまたま

その日にズレた動きが入って当たらなくなっただけで、すぐに

止めればそれが定着する事はありません。

 

したがって、ご自身の動作を把握されている方で、診断が出来、

修正法を知っている場合はその場で治せます。

ところが治せない人は治そうとして試行錯誤すると、本体のス

イングを崩して再現性を失ってしまう事があります。

 

プロでも突然変なスイングをしたりして一気に滑落し、そのへ

んな動作で4日間打って、その間に治そうと試行錯誤して崩し

た選手がいくらでもいます。

 

プロはその時に止める事ができないのでコーチに診断してもら

ってその日のうちに修正するか、自分で診断力や修正力を身に

付けて治す事ができないと大変な事になります。

 

悪い癖を治すには、まず正しい打ち方だけで半年くらいは毎日

反復し、また癖が出たらすぐに修正する事ですが、自分では気

が付かない事ほとんどなので修正出来ないのです。

 

できればコーチの前だけで打って、それ以外は自主トレはしな

い毎日が最高の修正法です。

修正中で意識していても悪い癖が出ると、またその悪い動きを

さらに固めてしまい、修正にさらに時間が掛かってしまいます。

 

修正すると決めた時からその部分だけドリルとして、とにかく

1 万回は素振りで正しい動作を体に覚えさせる必要があります。

このくらい徹底しないとなかなか動きは治りませんので、でき

るだけそれに近い方法で修正する事をお薦めします。