思った事が出来ない

左手首掌屈、両肘曲げず、腰を止めると治る

Question

 

左腕を伸ばしたままスイングしたり、軸ブレし

ないようにスイングする事ができません。

 

肘が曲がったオーバースイング・リバースピボ

ットになってしまいます。

 

自分の体なのに思った事が出来ないのですが、

何が悪いのでしょうか?


Answer

 

まず、意識を変える事がありますが、技術的に

改善する事も大切です。

 

 PW なのに水平まで回さないと気が済まない人

がいます。

これは飛ばしたいと言う欲望が潜在的にあって

オーバースイングしてしまう事や、我流で自由

に振って楽しみたいといった私見から来る意識

があるからです。

 

そして技術的なメカニズムとしての理解が必要

で、トップの深さは DR で水平、PW で 60 度と

いうスイング理論を知る必要があります。

 

ここでどの番手も肩の回転度は 9 時までは同じ

にし、両肘を伸ばしたままで長い番手はそこか

ら右肘だけ曲げ始めます。

 9 時の時点では右肘はほとんど曲げません。

 

したがって、どの番手も 9 時までは全く同じに

すると言う上げ方を訓練によって定着させる必

要があり、それは意識していないと最初は出来

ないのですが、定着すれば何も考えずにその通

りに出来るものです。

 

これは基本動作の基礎練習にありますが、我流

でスイングすると勝手な動作で固まってしまい

この基礎ができていないので途中で壁が出て来

るのです。

 

また、どんなに難しい動作でもなぞりによって

できるはずです。

そのゆっくりとした動作で何度もその動きを反

復しているうちにニューロンが繋がり、数日後

には違和感なくできるようになって、実際にス

ローで振ってみて、数週間後には素振りでその

形が違和感なく普通の速度で出来るようになり

ます。

 

このような練習方法もレッスンで習うはずです

ので、我流の手探り状態では分からない事なの

かも知れません。

 

ほとんどの方はその期間に我慢ができず、また

定着させようと言う意識もなく、違う事を試行

錯誤してしまうのでコースでミスが出なくなる

まで定着度が上がりません。

 

無意識に動作ができるまでにはかなりの時間が

必要で、それまでは違和感だらけで気持ちが悪

くミスが出て当然なのです。

 

この時期を我慢する忍耐力が必要で、「地道な

事をコツコツと」やるしか定着の道はなく、近

道や特効薬を探しているうちは上達しません。

 

ゴルフは偶然上手くなりません。

レーニングや地道なドリルによって訓練をし

さらに実践での失敗や修正などの鍛錬を繰り返

す必要があり、条件反射になるまで続ける事が

大切です。