レッスンでの注意とは

 

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定着練習でフォローしてもらう

Question


レッスンを取ろうと思っているのですが、何に注意したら良いでし

ょうか?
歴は1年半で、ベストが91です。

ところが最近は120ほど叩いていて、何がどうなっているのか分

けが分かりません。


Answer

まず、初心者の場合はダメ出しレッスンではなく、どう動かすかの

基本動作を教えてくれるコーチを探しましょう。

 

プロ級になると、ワンポイントレッスンでも問題が解決するのです

が初心者は100ポイントが必要です。

 

最初に間違った事を覚えてしまうと、それが癖になって修正するの

が大変です。

まずはその打法の形(かた=フォーム)を教えてくれる人を選び、

どこの筋肉でいつどう動かすかを習います。

 

そして、次に大切なのはその形を教えてもらっても、それを定着さ

せる作業をしない人がほとんどです。

どんな打法でも動作が定着していないとスコアは良くなりません。


ゴルフは再現性が一番大切です。

そしてその間にズレたりブレたり、忘れて積み上げた再現性を全て

失う事が多々あります。

 

したがって、動作を習得したら定着練習をしながら精度を上げたり、

ズレやブレを調整し、毎回ナイスショットが出るような練習をしな

ければなりません。

 

それには当たらない原因を特定する診断法やそれを治す修正法も同

時に習っておくことです。

感覚だけで覚えようとすると突然当たらなくなった時にどこをどう

治して良いのか分かりません。


カニズムで習って、感覚で振ると言うゴルフにすると、打球を診

ただけで修正する事ができるようになります。

 

したがって、初心者の場合はワンポイントレッスンやダメだしレッ

スンは意味がほとんどありません。

 

レッスンには大きく分けて2種類あり、一つはワークチョップでも

う一つはお稽古タイプです。

 

ワークショップとはクリニックとも言われ、インストラクションが

メインでどう動くかの説明をし、あとは自分で勝手にそれを消化し

て身に付けると言う方法です。

 

そしてお稽古とはそれプラス実際にその動きが出来ているか、間違

った動きになっていないか、余計な動作が入っていないか、忘れて

いないかや、ズレたら治し、精度を上げながらナイスショットしか

出なくなるまで定着させると言う内容です。


フォームを改造する場合にはお稽古タイプのレッスンを取る事が大

切で、インストラクションだけではほとんどの方が身に付かずに我

流に戻ってしまいます。

 

すでにほとんどが出来上がっており、歴もあってあと 10 Yだけ飛距

離を伸ばしたいとか、何か一つだけ治したいなど部分的に改善した

いと言う方はワークショップタイプの内容で良いと思います。

 

バランス調整、タイミング調整、そして方向調整をしながら精度を

上げていく必要がある方、あるいは持続性を上げるために自分で治

す事ができるように診断法や修正法、矯正法なども同時に習得する

方はお稽古タイプの長期に渡るレッスンが必要となります。

 

各々の目的や段階に応じて始める前にその辺をハッキリとさせてか

ら始める事や、どんな打法で飛距離が欲しいのか、スコアをアップ

させたいのか、あるいは綺麗なスイングをしたいのかなどを明確に

してからコーチと相談の上、方針を決めると良いと思います。