HC 7が今は 100 叩き

 

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ゴルフは再現性と持続性 ズレを放置すると滑落する

Question

私は74歳元気です。
ゴルフのハンディ16で以前 7 まで成りました。
40 以上どうして叩くとか過信した時期も有ります。

 

この頃ドライバー飛ばないアイアンはダブリとか、パターが悪い

時は 100 近く叩きます、ゴルフ辞めようとか思う時も有ります。
ゴルフに対しての取り組み方、又は練習の仕方を教えて下さい。

 

Answer

いわゆるシングルと言う方が 100 近く叩くのは私は何度も見てい

ます。

飛距離が出なくなるのは年齢がありますが、スコアが落ちるのは

若い人でも頻繁に起きる事です。

 

しかもレベルには関係なく、トッププロでもスイングを崩して辞

める選手が後を絶ちません。

 

シングルであろうとスクラッチであろうと、バランスがズレたり

タイミングがズレる事はしばしばあり、厳密に言えば毎朝違って

いてもおかしくありません。

 

そのために、ラウンド前にはそのズレを調整してからスタートす

るのです。

 

何年ゴルフをされていても、そのズレやブレはなくなりません。

これをどう調整できるかで維持できるかどうかが決まります。

これが持続性です。

 

安定したゴルフとはこのズレに対して正しい診断ができ、その

診断に対して正しい修正が出来、好調にいつでも戻せる事をい

います。決してズレないと言う事ではありません。

 

加齢によって感覚がどんどん変わったり、いままで出来ていた

事がどんどんできなくなります。

可動域は狭くなり、筋肉は硬くなり、痛みがでて回復力が下が

り、疲労感や動作まで変わってしまいます。

 

しかし、どこがどう弱っているのか、どこの可動域がどれだけ

狭くなっているのかなど、正しい診断が出来る人は調整や修正

が出来ます。

 

それには原理を知り、メカニズムとして頭で動作を覚えて、感

覚だけに頼らない事です。

動画を取ればある程度分かります。

それを見てどこがどれだけズレているかなどが分かるには、そ

れぞれの部位の動作を良く知らなければなりません。

 

感覚派の方達は体で感じる事だけ覚えて、ただ漠然とアバウト

に振っているために、(感覚ほどいい加減なものはありません

ので)ズレても分からないのです。

 

ズレたままその都度帳尻合わせばかりで長年下手を固めていく

と、どこかで限界が来て根本から総崩れします。

これが滑落です。

 

これで宮里藍選手はゴルフ自体を辞め、石川遼選手はアメリ

を撤退し、イボミ選手は年間に5回も優勝していたのに突然あ

る日スイングを崩し、予選落ちするようになりました。

 

まして、アマチュアは辞めている人がいくらでもいます。

ご自身のスイングがどのような動作の組み合わせで出来ている

のかをまず把握しましょう。

 

ご自身がまず思った通りに振っているかどうか、動画で撮影し

てみては如何でしょうか?

年配の方は習わない、撮影しない、感覚と経験だけでプレーす

る物だと思っておられる方が多いのですが、ゴルフはそんな簡

単なものではありません。

 

ゴルフは再現性と持続性です。

試行錯誤している時間はありませんので、診断してもらい、修

正してもらい、素直に調整法を習っては如何でしょうか?