我流の方がナイスショット

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ゴルフは再現性と持続性


Question

最近ゴルフを始めました。
コーチをつけてやってますが、正直コーチの教えてもらっ
たスイングより我流のめちゃくちゃの方が飛ぶしまっすぐ

いきます。
この場合やはり我流の方があってるってことなんですか?


Answer

ゴルフは生涯 100 が切れるか切れないかくらいの人が7割
と言われていますが、あとの 3 割はスポートとして取り組

んだ人達なのですが、その中でも基礎ができている人は少

なく、60 台が出せるようになるのは極少数です。

 

ゴルフは内容によって 3 種類に分けられます。
ボギーゴルフ、パーゴルフ、バーディーゴルフです。
100 が切れない人達はボギーゴルフにも満たない人達で、
遊びとして生涯上手くならない人達です。

 

ゴルフを始めたばっかりでこれからどんな事になるのかま

だ見当もついていないようですが、ゴルフは基礎ができて

いないといくらでも遠回りします。

 

教科書通りに訓練し、軌道のズレや軸のブレを起こさない
振り方をしないと持続できずにスコアは良くなりません。

 

ゴルフは再現性ですので、いかに動作を定着させるかです。
今、我流で振っているのは単に帳尻が合っていて当たって

いるだけでいつまでも持続できません。

 

たまたま偶然当たっている事でそれが正しいスイングだと
勘違いさせるのがゴルフです。

 

また、最初の一週間でその人の生涯のゴルフが決まってし

まうと言われるほど、最初にどんな振り方をするかが重要

で、勝手な振り方をすると下手を固めてしまうのです。

 

ゴルフの動作は日常生活にはない動きばかりですので、誰

でも初体験です。
したがって、最初は誰でも違和感があり、振り難く面倒な

動作ばかりですが、何日間も振っているうちに違和感がな

くなり慣れてきます。

 

その慣れた時点で振り方を変えるのは、また違和感から始

まり、慣れるのに何日も掛ります

最初は誰でもどんな動きでも違和感があり、動きずらく、

力が入らず、こんな動きでと感じるのは当然ですが、下手

を固めてから後で気が付いて修正するのはもっと大変です。

 

その我流のスイングがどんなものなのかを診てみないと分

かりませんが、余計な動きがあれば精度が上がらず、ズレ

の修正を繰り返し、その打ち方を維持しないと定着せず、

癌になる動きがあると限界が来て途中で再現性が止まり、

また、突然忘れたりズレたりしますので、その時点で元の

スイングに戻さないと、滑落して 20 年分もの再現性を一

度に失う事になります。

 

したがって、ズレる事は日常茶飯事ですので、どこがズレ

たかを特定する診断力、そしてそれを元に戻す修正力、そ

して立ち上げ方や調整法等を習得するために、まずは基本

動作を良く頭で理解してメカニズムで記憶しておく必要が

あります。

 

我流で適当に振ってそこそこ当たって嬉しいのは最初のう

ちだけで、本当のゴルフの難しさをまだ知らない段階だと

ひとまずそれで良いと思いがちですが、すぐに距離が欲し

くなったりグリーンに乗らなかったり、OB が止まらなかっ

たりして悩んで初めて基礎の重要性が分かると思います。

 

そしてその期間に悪い癖がいくつも付いてしまい、それを

修正するのに何年も掛る事があります。

 

最初から基礎練習、基本動作を教科書通りに習得して、
時短で無駄なく上達される方が長い目で見れば結局早く、

そして経済的で無駄なく上達できると思います。