Question
打つ前のルティーンに4分の1だけテイクバックして何かをして
いるのですが、あれは必要なのでしょうか?
ジャスティントーマスがやっているのを見たのですが、なぜあん
な動きをしているのでしょうか?
Answer
ーサルスイングと言います。
これはテイクバックの軌道を確認するために、ポジション2(シ
ャフトが水平になる位置)でヘッドがどこにあるかと言う確認で、
その軌道をなぞっています。
このなぞりはこれだけではなく、腰の動き、重心位置などの良く
起きるミスの正しい動きを事前に行って、その動きが楽に出て来
るようにする時もなぞります。
バックスイングは特にズレやすく、再現性を高めるために毎回同
じ軌道で上げなければならず、この軌道によってトップの位置が
ズレ、ダウンスイングの軌道がズレ、そしてインパクトでヘッド
の位置がズレます。
したがって、テイクバックの初動で8割はミート率が決まってし
まうと言われるように、ナイスショットをキープする条件の一つ
としてなぞりはとても重要です。
教科書ではそのズレが一番分かり易くするために、P2で手とヘッ
ドが重なる位置をヘッドが通る軌道にする事が薦められています。
欧米選手のほとんどがこの教科書通りに上げていますので、「サ
ッと下てピュンと振る」みたいなアバウトな上げ方ではなく、物
理的、数学的なメカニズムを習ってより正確に動き、すぐに分か
る型を取り入れてズレた時にはすぐに分かる、そして即修正でき
るようにする事が大切だと思います。
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