打つ直前の動作

f:id:swinganalyst:20210705070519j:plain

打つ直前のなそり

 

Question

打つ前のルティーンに4分の1だけテイクバックして何かをして

いるのですが、あれは必要なのでしょうか?
ジャスティントーマスがやっているのを見たのですが、なぜあん

な動きをしているのでしょうか?

 

Answer

ジャスティントーマスがルティーンに組み込んでいる動作はリハ

ーサルスイングと言います。

 

これはテイクバックの軌道を確認するために、ポジション2(シ

ャフトが水平になる位置)でヘッドがどこにあるかと言う確認で、

その軌道をなぞっています。

 

このなぞりはこれだけではなく、腰の動き、重心位置などの良く

起きるミスの正しい動きを事前に行って、その動きが楽に出て来

るようにする時もなぞります。

 

バックスイングは特にズレやすく、再現性を高めるために毎回同

じ軌道で上げなければならず、この軌道によってトップの位置が

ズレ、ダウンスイングの軌道がズレ、そしてインパクトでヘッド

の位置がズレます。

 

したがって、テイクバックの初動で8割はミート率が決まってし

まうと言われるように、ナイスショットをキープする条件の一つ

としてなぞりはとても重要です。

 

教科書ではそのズレが一番分かり易くするために、P2で手とヘッ

ドが重なる位置をヘッドが通る軌道にする事が薦められています。

欧米選手のほとんどがこの教科書通りに上げていますので、「サ

ッと下てピュンと振る」みたいなアバウトな上げ方ではなく、物

理的、数学的なメカニズムを習ってより正確に動き、すぐに分か

る型を取り入れてズレた時にはすぐに分かる、そして即修正でき

るようにする事が大切だと思います。

https://www.instagram.com/p/CQJ80l5LRB8/?utm_source=ig_web_copy_link