Question
手でヒョイと上げるバックスイングを治す矯正
方法として、ゆっくりと上げるなどがあるので
すが、これが出来ないのでリバースになったり
煽り打ちになります。
素振りではできるのですが、いざボールの後ろ
にヘッドを置いた本番スイングをすると、間違
った体重移動を意識し過ぎて右へのスエーかヒ
ョイ上げになります。
矯正方法・意識付けないでしょうか?
Answer
ヒョイ上げは癖になっているとなかなか抜けま
せん。
打つ積りがないとテイクバックだけならゆっく
りと上げられても、いざ本番となると忘れてし
まいます。
矯正ドリルとしてはまず P 2 で止めます。
そしてそこから打つ練習です。
要するにテイクバックを分割して違う方法で上
げる練習です。
最初の P2 までは肩の縦回転で 30 度ほど回し、
フェイスはシャットで後方から見て手とヘッド
が重なる位置、右肘は曲げず左腕は前から見て
45 度の形を作ります。
この動作はできるだけゆっくりと行い、リハー
サルでもこの位置までをなぞります。
そして、そこから今度はさらに左肩を落としな
がら腕を上げるのですが、そこからはヒョイ上
げにします。
P 2 からトップまでは力を込めて上げると肩が
良く回りますので、二分割のテイクバックとし
て上げても、動画で見るとごく普通です。
これで初動はとにかくゆっくりと上げ、途中か
ら力を入れると言う癖をつける方法です。
そして、もう一つは P 2 まで腰と一緒に左側を
固めたまま回転させる方法です。
肩だけとか手だけではなく、体全体を同時に動
かすように肩と腰を一体化させて P 2 まで一緒
に始動する方法で、お臍にグリップエンドを向
けたままグリップと体を同時にテイクバックし
て行く方法です。
タイガー打法がこれで、P 2 からは腰を止めて
上半身だけでトップまで捻転します。
テイクバックで悩む方が非常に多いのですが、
トラウマとかでイプスになる場合などは、この
動作を替えると言う方法が一番で、どれが良い
ではなく、イプスの動作を使わないと言う選択
で解消する事がしばしばあります。
また、リズムとテンポを思い浮かべる方法があ
ります。
視覚的な画像を思い浮かべて思ったフォルダー
を開けやすくするのと同じで、速度やリズムを
思い浮かべる方法です。
これはテイクバック始動からトップまで、数を
数えて上げる方法ですが、ヒョイ上げは 1-2-3
程度でトップに行くような速さですが、そこを
あえて 1-2-3-4-5 くらいでトップに到達するよ
うなリズムで上げる事です。
人それぞれ個人差がありますので、毎回同じ軌
道で上げられればそれで良いので色々と試して
みて下さい。