Question
テイクバックで背中側でなく目標と反対方向の後ろに真っす
ぐ引くといわれますが、それをするために、アドレスから腕
の手のひら側を上に向ける(そのままテイクバックすると背
中側に行きようがない)のでしょうか?
またそれは大事でしょうか?
それをしなくても 250Y 飛びますが、それでもそのような練
習をしていったほうがよいでしょうか?
Answer
どんなテイクバックの軌道でも帳尻さえ合えば打てます。
その動作や軌道が再現できればどうでも良いのですが、どれ
かに決めておかなければ当たらなくなった時に治せません。
手の軌道、肩の軌道、そしてヘッドの軌道を毎回一定にし、
リズムやテンポ、タイミングまで全てを同じにして当てるの
がゴルフですので、現在のテイクバックの三軌道をそのまま
毎回再現すればそれで良い事です。
ただし、その軌道をしっかりと覚えておき、ズレた時に元に
戻せるかどうかが重要ですので、診断して早期発見して早期
修正できるようにしておかなければなりません。
教科書は一番診断がし易い軌道や形にする事ですので、例え
ば真っ直ぐに飛球線後方と決めておけば、少しずれてもすぐ
に分かります。
一番分かり易いのが直線で次が 90 度、そしてその次が 45 度
ですので、形を決める時にはこれを参考にします。
質問者さんがどんなセットアップでどんな軌道で打っておら
れるかは分かりませんが、ご自身で何度かズレた時にすぐに
戻せすか?
そして、感覚にたよらず、脳でその動きや形を記憶し、忘れ
たりズレた時にすぐに判れば遠回りせずに済みます。
これも動作組み立て直後ではすぐにズレたり忘れたりします
が、3 年もすると定着してほぼ安定します。
ところがその途上で何度もズレて当たらなくなりますので、
トウに当たる時はここを治す、ヒールの時はここ、ダフる時
はここをこうして、トップの時にはこうする、とご自身なり
の修正方法を覚えておけば良いのです。
ゴルフで一番大切なのは再現性です。
3 年も掛かって定着させても、どこかいじると再現性を崩し
てまた 3 年待たなければ同じ安定度になりません。
また、いじらなくても自然にズレる事でこれが起きますので
慎重かつていねいに毎日の立ち上げから大事にスイングしま
しょう。