Question
テイクバック(アイアン)で腰より上にあげる
ときの動作や軌道が分かりません。
Answer
テイクバックはアドレス時を P-1 、シャフトが
水平の位置が P-2 、左腕が水平の位置を P-3
トップの位置が P-4 とします。
飛球線後方の手の位置にカメラを置いてテイク
バックの軌道を見て下さい。
この時に P-2 ではヘッドと手が重なります。
(写真トップ)しかも手は左肩の少し内側ですが、これは左肩が前打席方向に出るためで、手
の位置は真っ直ぐ飛球線後方です。
そして P - 3 まではボールの位置から P -2 ま
での延長上で直線です。
したがって、P- 3 では手は右肩と重なり、 ト
ップでは手の位置は肩よりも上の後ろとなりま
す。
重要なのはこの動作と軌道(三軌道)で、これ
が基本動作の要ですので毎回同じ動作で同じ軌
道にする事が最も重要です。
欧米打法は左肩を左サイドベンドでマックスに
下げて肩軌道をできるだけ縦にしますので、ア
イアンのトップは肩ライン、左腕、シャフトが
重なって一直線になる形を目指しています。
これによってズレの早期発見が出来るだけでは
なく、どこに戻すかという形を決める事で不調
を避ける事が可能となります。
テイクバックの軌道は肩、手、そしてヘッドの
三軌道ですが、これをできるだけ一面化する事
で遠心力によるブレを防ぎます。
高速時代にはハンドアップでアームシャフト角
を伸ばし、左肩の軌道の延長上で打つのが理想
です。これが三軌道一面化です。
より再現性を高め、ブレを減らしてズレてもす
ぐに修正できる理想の形が現在欧米で主流とな
っているタイガー打法です。
取り合えず、この軌道達を安定させる事に専念
し、腕や体の動作はまた別の機会にお話したい
と思います。