アップライトはアウトイン?

フラット軌道         中間       アップライト軌道

Question

 

スイングプレーンがアップライトですとアウト

サイドインになり易いイメージがあるのですが

どうなんでしょうか?

イメージ間違っていますか?

 

Answer

 

言葉の意味を統一しましょう。

スイングプレインがアップライトとは飛球線上

後方から見た時にトップの位置で手が前打席方

向(上写真右)、フラットとは後ろの打席方向

(上写真左)に近い位置で上げていると言う事

にします。

 

前打席方向の場合にはかなり高く上がる事から

アップライトと言われ、後ろに上げるほど低い

位置になってプレインが寝るのでフラットと呼

ばれています。

 

さて、後ろに上げた場合、インアウトでもイン

インでもどちらでも振る事ができますが、アッ

プライトだとスクエアに振るのは大変難しくな

ります。

 

自然に振るとアウトインになってオヤジフェイ

ドになりますので、理想はスクエアに上げてス

クエアに振る事です。

 

まずは手の軌道をスクエアにするためにテイク

バックの軌道をスクエアにします。

この場合のスクエアとは p-2 で手とヘッドが重

なる位置を通る事です。

 

そして P-3 では手と左肩が重なる位置まで上げ

て、左手首を真っ直ぐないし掌屈にすると左腕

とシャフトが一直線になります。

 

そして、トップの位置はそこまで来た軌道の延

長上になりますので後ろ打席方向に肩をしっか

りと回します。

 

この位置より前打席方向に上がるのがアップラ

イトと言われ、中期のジャックニクラウスやト

ムワトソンなどのスター選手達が上げていた位

置で、これは時代の違いで好みで良いのですが

古臭く見える人もいるでしょう。

 

また、その位置よりもフラットになるとインア

ウトで曲がり幅が大きくなって危険です。

フラットで有名だったのがリッキーファウラー

ですがブッチ氏に治されています。

 

やはり何事もほどほどと言うのが良いようで、

高過ぎたり低過ぎたりせず、真ん中の縦も横も

使える位置にする事で効率が上がるかと思いま

す。

これが許容範囲としてあるのですが、それより

アップライトの場合にはアウトインの修正が大

変で、基本動作として早い段階でスクエア軌道

にしておく必要があります。

 

癖が付くと毎週チェックしてもらって半年は掛

かりますので要注意です。