Question
右肩が被ってアウトイン軌道になりチーピンがよく出ます。
右プッシュやスライスを打つことはまずないです。
トップからクラブを置いてきて振り遅れるくらいのイメージ
で振るのはよろしくないですか?
Answer
真芯を捉えても打球の飛び方は大きく分けて 9 種類です。
そのうちの Pull Hook (引っ掛けチーピン)と言われている球
質で、これは仰る通りにヘッドの軌道がアウトインでフェイ
スが左を向いているのが原因です。
これでフェイスが開いて当たるとまず左に出てから右に曲が
る球筋となり、いわゆるフェイドになります。
アウトイン軌道は肩の開きが早い事でおきますので、左肩を
止めて開かずにヒップスライドをしてから引き落とす事でス
クエア軌道にする事が可能です。
8割の方はアウトインですが、その一番の原因は手で横に振
ろうとする事で、しかもその上にスライスを治そうとグリッ
プをストロングにすると引っ掛けチーピンになります。
修正はグリップをまずスクエアにしてからです。
グリップのスクエアとは左手も右手も親指と人差し指で出来
る V の字の先端が右の耳を向く握り方です。
これで恐らくスライスになると思いますので、フェイスをシ
ャットにするためにインパクト時の両手の形を修正し、タイ
ミングを調整して後ろ打ちなどを組み込んでヘッドの軌道を
スクエアにします。
軌道をスクエアにするにはまず肩の軌道をインアウトにする
事で、そのためにはトップで上げ置きをして肩を開く前に後
ろを向いたまま縦に引き落しをします。
この肩をすぐに開かないと言う事と、右肩を下げてダウンス
イングする事の二つをまずマスターする必要があります。
その動きを習得するためにはボディーターンのフォームを習
得するところから始め、体の動きを覚えてから素振りで手を
合わせ、それから球打ちをすると良いでしょう。