Question
今日の早朝練習から、いきなり左に飛んできま
す、引っ掛け、フックします。
今週コースなので参ってます。
何が原因なのかは自分ではわかりません。
よくある原因と対策を教えて下さい。
Answer
いつもは真っ直ぐに飛んでいるのに突然左に飛
ぶ事はあります。
プロの立ち上げ練習でも最初は右、次は左、そ
して 3 球目にやっとストレートという事があ
り、自分で調整していつものスイングがでるよ
うに立ち上げ練習では調整が必要です。
アマチュアのほとんどはこの出球調整や球質調
整が出来ません。
これは偶然に当たった打ち方を感覚で覚えよう
としているからで、物理的な原理でフェイスが
開いていればスライスするなどの因果関係を理
解していないからです。
まず原理を整理しましょう。
出球方向はヘッドの軌道、カーブするのはフェ
イスの方向です。
したがって、出球が左でさらに左にカーブして
行く打球はアウトインでフェイスが左を向いて
いる時に打った球です。
したがって、軌道もフェイスもスクエアにする
事が基本で、そのためにはインアウト、アウト
インを治し、インパクト時の体勢を定着させる
事が大切です。
また、フェイスが開く原因にインパクトの体勢
以外にも振り遅れなどのタイミングがあり、そ
の逆のヘッドの先走りでフェイスが被るのもこ
のタイミングです。
軌道は一日ですぐにはズレないのですが、一番
ズレ易いのはこのタイミングです。
まずはリズムとテンポを定着させる事です。
毎回同じリズムでスイングするのは大変な事で
初心者はまず出来ていません。
緊張するとすぐにテンポが速くなったり、切り
返しで急ぎ打ちのリズムになったりしますので
打つ前にリズムを頭の中で刻んでから始動する
ようにしましょう。
フェイスが被る原因としてはストロンググリッ
プやクラブの返し過ぎがあります。
ラウンド中の応急処置は右手を絞ってウイーク
グリップにすると治る事があります。
また、方向出しをすると治る事もあります。
ヒールトップも原因が力みとかでスイング速度
が速すぎる場合にもゆっくりと振る事で解消で
来ますので、ゆったりと振るイメージを十分に
する事です。
診断法も修正法も習っていない方が試行錯誤し
ていじると崩れますので、当たらない日は練習
を止めて、下手を固めないようにすると翌日に
は勝手に治っている事があります。
ただ、これはある程度定着した方の事で、初心
者の方は休むほど出来なくなりますので、基礎
練習を徹底的に行って下さい。
原理が解れば自己診断して自己修正がその場で
ますので、診断法や修正法を習得する事をお薦
めします。