長い番手ほどフックする

曲げ球の原理原則を知る


Question

 

9 番アイアンを使うと少しフックしますが 7 番

アイアンだと最初はやや左方向から 100 ヤード

地点でブーメランのように左に曲がります。

 

ネットを調べると、握り方、手打ち、アウトサ

イドインなどたくさんあり、1 つずつ試しまし

たが、試していくうちにボールに当たらなくな

り、打ち方がわからなくなって、余計下手にな

ってしまいました。

 

レッスンを受けたいのですが、仕事と子育ての

関係上、時間も不定期で通えない状況です。

何かアドバイスをお願いします。


Answer

 

質問者さんは方向調整が必要な時期だったよう

で、それならワンポイントレッスンでその場で

調整できたと思います。

 

しかし、試行錯誤された事でスイング自体を崩

してしまったかも知れません。

時間がないとかお金がもったいないとか、自力

で上手くなりたいとか言う方がおられるのです

が、むしろ逆で遠回りする分余計に費用が掛か

りストレスをためて無い時間やお金をもっと無

駄にしてしまうのです。

 

出球が最初から左と言う事はアウトイン軌道で

ヘッドが通過している事が原理として考えられ

ますが、スクエア軌道の方でも体重移動が少な

かったりするとこれが起こります。

 

そして左に出てからさらにカーブして行くのは

フェイスが左を向いて当たっていると言う事で

すので、ライ角が合っていないかローテーショ

ンがきつい事が考えられます。

 

スイングは必ずズレて当たらなくなりますので

正しい診断が必要で、その原因を球筋で特定で

きなければなりません。

 

プロは年間契約をしていていつでも診てもらえ

るので良いのですが、アマチュアは自分で診断

して自分で修正する方法を知らないといくらで

も遠回りしてしまいます。

 

試行錯誤してせっかく再現性が高まったのに、

逆にスイング自体を崩してしまうのです。

 

長い番手ほどフックすると言うのは普通と逆で

すので、可能性として道具も考えられますので

仰るように原因はいくらでもあり、それを探し

て皆さん崩してしまい、トッププロでもコーチ

が特定できない人だと同じように崩してしまい

知る限りでも何人も若くして引退しています。

 

質問者さんは恐らくかなり定着したスイングを

されておられた方だと思いますのでチェックポ

イントが少なく、その日に治っていたと思いま

すので本当に残念です。

 

ただ、今となっては本体が崩れてしまっている

と思いますので、また再現性が高まるまでは基

礎練習をしてある程度定着してから方向調整を

する必要がありますので、忍耐が必要かと思い

ます。

 

残念ですが独学の方はいくらでも無駄な事をし

て遠回りするどころか、一生納得が行かない方

や苦しんで辞めてしまう方が多く、プロでも自

分で治せない人は地獄の苦しみを味わってゴル

フ自体を辞めてしまっています。

 

一泊旅行になるかも知れませんが、その価値は

充分にありますので、一度東京見物の積りで来

られては如何でしょうか?