Question
アプローチが苦手です。
特に 40 ヤードから 70 ヤードの中途半端
な距離が残ると距離が合いません。
フルショットのようなスイングでゆっくりと振
るとダフったり引っ掛けたりします。
何か良い方法はないでしょうか？
Answer
この距離は普通の打法ではありません。
グリーン周りのアプローチはチップショットや
ピッチショットと呼ばれるフルショットとは違
う打法でまずセットアップから違います。
この打ち方は両腕を引き付けて球を近くに置い
てオープンスタンスで構え、インパクトの時の
弓状の体勢にし、肩だけで振ります。
これがチップショットで球の位置で高さや飛距
離が調整できます。
また、これに手首のワグリングを入れると 10
Y ～ 15 Y 飛距離が伸びます。
左一軸か体中心軸で体重移動はあまりせずにそ
の場で回転します。
70 Y 先に目分量で落とすのは極めて困難ですの
でクロックシステムは使わすに計算で打つと法
則性が出てワンスイングで縦距離が出ます。
まず、 58 度で 40 Y のピッチショットを定着さ
せます。（力のある方は 50 or 60 Y ）
おそらくゆったりと 9 時 3 時でシャフトが垂直
程度でこの距離が出ます。
いわゆるハーフショットと言われる L から L に
移動するだけのスイングで両腕を引き付けてい
ますので、通常のハーフショットよりも飛びま
せん。
この振り幅と力や速度を一定にして定着させる
と 54 度で同じ事をすると 50Y になり、50 度
では 60 Y、46 度では 70 Y になります。
これは人によって縦距離は違いますので、基本
となる 58 度を 50 Y にしたり 45 Y に決めて組
み立てても良いでしょう。
このシステムと法則性で 40 Y から 90 Y ほど
はワンパット圏内に打つ事が可能で、これに球
の位置を替えてその間を出せば、全く同じ事を
やってもこの間の距離は全てカバー出来ること
になります。
ここで問題なのは力量です。
フルショットで常に同じ距離が打てないバラつ
きがある方はまず力量を一定にする訓練が必要
です。
コントロールショットも同様に力量は全く同じ
にしておかないとバラつきます。
このピッチショットはいくらでも飛んでしまい
ますので特に注意が必要です。
また、短い距離を打つ時には緩んでダフる事が
あるのですが、これは体全体に軽く力を入れ、
特に腹筋には力を入れたままゆっくりと振る事
で、これも定着させないとミスが出ます。
これで力もスピードも振り幅も全て同じにして
番手を替えるだけで 40、50、60、70 Y の距離
を打ち分けられ、さらに球の位置を左右にズラ
すだけで間の距離が打てます。
注意することはスピン量がかなり少ないので、
競技用の硬いグリーンでは止まり難い事があり
ピン奥の場合でしか使えない場合もあります。
その時の状況に総じて選択して下さい。
