小さく振ると曲がらないが飛ばない

ケプカの番手表


Question

 

二打目のアイアンで引っ掛けて OB というのが多かった為、と

にかくスイング幅を小さく、振り上げないように意識しました

が、7 番で 130 ヤードしか飛ばなくなりました。
でもあまり曲がりません。

やはり曲がらないほうが良いですよね?
それにしても飛ばなくなったので、質問致しました。


Answer

 

とても良い質問だと思います。
ここを追究すると一段上のゴルフができるようになるからです。

 

まず、力を入れて 10 割の力で打つと左にカーブして行ったり
プッシュして右に真っすぐ飛んだリする事があります。

これを大人しく 8 割で振るのがプロなのですが、これでも引っ
掛けたりブレたりするのです。

 

したがって、8 番アイアン以下は飛距離を落としたハーフスイ

ングで飛距離をコントロールします。

欧米選手の中でもメジャーを何度も取るスター選手達は引き出

しが多く、コントロールショットとフルショットで 8 番以下は

5 種類の打法で打っています。

 

また、フルショットは 7 番以上はスリークオーターショットと

フルショット、そしてマックスと3種類持っています。

これだけで一本のクラブで 30 Y の飛距離の差があり、タイガー
ウッズは 58 度で 60 Y から 90 Y までの距離を 1 Y 単位で出す事

ができます。

 

まずは、7 番で 130 Y をコントロールショットとして保存し、そ

れを引き出しの一つとすると実践で使えます。
マチュアは 5 種類も必要ありませんが、3 種類くらいあれば番

手間距離を簡単に出す事が可能です。

 

そして問題はフルショットです。
今の大人しいスイングでヘッド速度を上げた時に真っすぐに出て
途中で左にカーブする球質ですと、ヘッド速度を上げれば上げる
ほど引っ掛ける事になりますので、まずはストレート球を打つよ

うにします。

 

例えばインサイドアウトに振ってフェイスが少し左を向いている

と右に出て戻って来る打球になりますが、曲がり幅が大きい人は

そのまま力むと引っ掛けてチーピンになったりします。

 

まずは祓い打ちでストレート球にする事で、そのままダウンブロ

ーにすると軽いドローになる程度の球質を定着させます。

そして、アイアンはライン出しをしながら体の張りや体重で大人

しく振って、ロングアイアンから上はストレート球になるように

調整です。

 

大きく強く振っても曲がらない打ち方を身に付けるように練習し

てみて下さい。