打つ度に距離が 30 Y も違う

  連続で同じ距離が打てない

Question

 

たまに、力を入れた分けでもなく、またアドレ

ナリンが出ている分けでもないのに飛距離が出

すぎる事があります。

これはどんな事が起きているのでしょうか?

 

Answer

 

オーバーはミスですので、思った距離が出せな

いとスコアメイクは出来ません。

この領域になると繊細なメカニズムを脳で覚え

る必要がありますので、具体的な動作や作用を

理解しながら覚える必要があります。

 

同じクラブで切り返しのタイミングを変えるだ

けでも 30 Y ほど変わります。

これはサンドウエッジで 60 Y、 70 Y 、80 Y 、

90 Y と 4 種類の飛距離をコントロールする事

ができると言う事です。

 

全く同じ動作で全く同じ力でこのタイミングを

替える事によって左サイドの張りの強さが変わ

り、強振したりスイングスピードを上げずに、

これだけの飛距離を変える事が可能です。

 

これらの距離をそれぞれ違う打法で打って、力

ではなく打ち方でこれだけ飛距離が違うんだと

いう事を実感すると、逆に今度はどうすると飛

んでどうすると飛ばないかが解ります。

また、知らないうちに飛ばなくなったとか言う

時もその原因を特定し易くなるのです。

 

この張りの強さを変えるための動作の数を増や

したり減らしたりするだけで思った縦距離やス

ピン量を出す事が出来、その動作を頭で把握し

ていると、それを引き出しとしていつでも再現

する事が可能となるのです。

 

ところが、ほとんどの方は番手間を出す時に力

を入れたり抜いたりで、緩んでダフッたり力を

入れて引っ掛けたりしていつまで経っても縦距

離が出せずにスコアがまとまりません。

 

もちろん、打ち分ける方法が分かってもそれを

定着させなければ使えません。

フルショット一種類で力加減やスピードで縦距

離を調整するのと、打法を替えて調整するので

はどちらがスコアが良くなるかを体験する必要

があります。

 

ただ、上を目指すならトッププロと同じ技術を

習得する必要があります。

同じプロでも優勝できない選手やまして試合に

すら出られないプロの技術と欧米のグランドス

ラマー達の技術やノウハウとは雲泥の差がある

のです。

 

縦距離の正確性は世界最高峰の技術ですので、

経験と感覚で上手くなれるような領域ではなく

まして動画を見ただけで盗めるような簡単な技

術ではありません。

 

さらに、この縦距離の違う打法を習得してその

フォルダーがいつでも意図的に開けられるよう

になったら最終的な課題に取り組みます。

 

それは力加減を一定にする能力です。

これは技法を知る事と体現する事だけではなく

訓練によってその技術を使えるまでにする事で

ちょうどパティングの力加減を一定にするのと

同じコンセプトで振る能力です。

 

この技術と能力によって安定した番手間などの

縦距離が出せるようになりますので、しっかり

と訓練をしましょう。